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「ウチの母が宗教にハマりまして。/藤野美奈子著・島田裕巳監修」は必読書である。

 マンガ本。これは面白かった。
 私は通勤電車で読み終えた。2時間もあれば読み終わる。そういう意味では、うすっぺらい漫画なのに1000円は高い。しかし、わずか120ページ強で1000円出しても買う価値がある。
 でも、脱カルト本・反インチキ宗教の監修にも島田裕巳さんが登場するようになったんですね。かつてはオウムからスワミアカンダナンダのホーリーネームを貰ったとまで言われたのに。もう「あれ」から20年近く経ってるとはいえ、この人生逆転劇、逆にマスコミもいい加減だなあと少し感じてしまった。
 最初にいわゆる「いかがわしい宗教の実態を紹介する漫画」を4作。それに島田裕巳氏へのインタビューがいくつか。ただ、カルト批判とはいえ、「あなたを狙うカルト、マインドコントロールにご用心」「自分は騙されないと思ってる人ほど騙される」の類の「上から目線」ではなく、読んでいてどこか人間という生き物の情けなさと悲しさとがにじみ出てくるのだ。騙す側も騙される側もなくなるような、ただ人間だけがあるような。勧善懲悪で終わらせない作者のセンスが素敵だ。本当に大学でカルト対策をしたいならば、この漫画を学生に配ったらどうか。
 そして後半がタイトルの「ウチの母が宗教にハマりまして」。作者の母親が怪しい霊媒師(金をぼったくらない岩崎理絵みたいなものか)に洗脳されて、その霊媒師が死ぬまでを綴ったもの。作者の実体験だけあって、前半4作のような「分かりやすさ」は何処かへ消えてしまう。誰が悪い奴でどうすれば良かったのかなんて誰も偉そうなことは言えないし、専門家に任せて解決するような簡単な問題ではない。でも、人生ってこんなもんだと思う。そんな簡単に「普通の生活」をして「平凡な一生」が終えられるほど甘くない。
 何というのか、説明しようがないし、説明すると面白く無い(短編マンガだし)。でも、この日記を読むような人ならばきっと何かを感じると思う。少なくとも上祐本の100倍は面白い。
 騙されたと思って、読んでみてはいかがだろうか。
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このエントリーのタグ: カルト宗教
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西村雅史(本名本写真)。元オウマーです。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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