世界はもっと豊かだし、日本人はもっと優しい

　おはよう。
　フランスはＩＳＩＳに報復開始、ベルギーではブリュッセルの学校閉鎖、地下鉄閉鎖。さすが民主主義後進国日本と違って、西欧の国々は自由と民主主義を大切にしているものである。おそらく、シャルリーの時も今回も、フランスのテレビ局ではＩＳＩＳ幹部のイケメン外報部長や顧問弁護士が連日連夜テレビのワイドショーに出演しまくって大忙しでしょう。
　何せ、同じ団体が二度も派手にぶっ放せるのである。フランスのカルト対策先進国ぶりも凄い。もっとも、日本はテロ集団そのものが凄い。テレビ局の製作会社社員が「構成員に入りたい」って騙して忍び込めば、いとも簡単に映像撮りまくり、人殺しをしても好きなお父さんだのポアだの、気前よく本音を喋ってくれるのだ。
　本当に日本は西欧に比べて民主主義後進国なんですかねー、地下鉄でテロを決行しても日本女子大の大学教授が職を追われたくらいで、その先生もちゃんと復帰、現在は売れっ子である。前例がないと罵られたテロ集団、破防法適用となったら、しつこく糾弾してた人が血相を変えて反対してくれる。事件後地下鉄もすぐに動き出すし、ゴミ箱が封鎖されて繁華街の雑誌売り職人が悲しんだくらいである。

　フランスでは、イスラム教徒に対する偏見が広まっているそうである。当たり前だよね。
パリのイスラム教徒、苦悩の１週間　嫌がらせ多発
http://www.asahi.com/articles/ASHCP5SJTHCPUHBI01F.html
　「そして我が祖国日本」では、こんなハッピーな企画が開催されている。
「差別いらない」反ヘイトデモ、新宿で　「難民歓迎」も
http://www.asahi.com/articles/ASHCQ5VHJHCQUTIL00T.html
『「差別はいらない」「一緒に歩こう」。在日コリアンやＬＧＢＴ（性的少数者）、障害者らあらゆる差別に反対するデモ「東京大行進」が２２日にあり、約２５００人（主催者発表）が東京・新宿の繁華街を練り歩いた。パリ同時多発テロ事件を受けて難民に対する排外的な感情が国内外で懸念されるなか、「難民歓迎」を訴える声もあった。』
『「難民歓迎　『テロに屈しない』はこれだ」と書いた手作りのプラカードを掲げて歩いた東京都世田谷区の会社員（４２）は「『テロに屈しない』という威勢のいい言葉の裏で、難民は行き場をなくす。社会に広がる空気に対し、自分の気持ちを示した」と話した。』
　難民を歓迎すれば、パキスタンから「クアシ兄弟は英雄だ」なんて言ってるのが当然入ってくる。もっとも、将来的に移民の受け入れは必然であろうから、遅かれ早かれそうなってくるだろう。
　心やさいい日本人だもの、テロリストとだって案外うまくやっていくでしょうけど、ね（笑）。