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SEALDsの真実/田中宏和著/鹿砦社を半分読んだ違和感

 話題の「SEALDsの真実」を昨日、半分くらい読んだ。もっとも、「話題の」と書いたが、この本は「さよパヨ」と同じ文脈で語られやすい本なのに、ネット上でほとんど「話題」になっていない。
 そして、その理由は読み始めれば分かる。
raindiz_0312-img540x540-1464348528wtgjkd32615.jpg ちなみに筆者はブログ「世に倦む日日」の運営者で、私よりジジイの1957年生まれ。この本の他に「丸山真男の思想がわかる本」。2ちゃんねる風に言えば「香ばしそうな」プロフィールである。
 実際に、さよパヨ的な内容を期待した人はがっかりしただろう(って実は私、「さよならパヨク」を読んでないけれど)。
 まあ、私は別に暴露モノでなくても良いのだが、実際に、自分も違和感を持った。少しSEALDsが可哀想に思えてきた。何か、時計の針を逆回しにされたような、そんな気分だ。
 昔の政治家(戦争体験ありの政治家)は、日本を再び焼け野原にしてはいけないと信念を持っているが、今の政治家は実は安保法案に賛成で反共主義で旨とか(P.37-39)、「7月15日に法案反対集会の演説を引き受けたいのなら、55年前に岸信介が内閣総辞職した歴史から話を始め、安倍晋三が意図的にこの日に強行採決をぶつけてきた怨念と挑発を言い、そして市民が岸信介を退陣に追い込んだ60年安保の意義を高らかに謳い上げなければいけなかった(P.33-34)」なんて、私が読んだって香ばしい言い回しだ。
 前半のどっかに「テレビが憲法学者が立憲主義に基づき安倍批判をしている時は良かったが、SEALDsを安倍批判の主役にするようになって駄目になった」みたいに書いてあった記憶があるが、いくら何でも、と思う。といのか、左翼マスコミ記者がSEALDsに飛びつく心理も分かる気がするのだ。
 テレビ局勤務の左翼にとって、左翼の若返りは念願だったのだ。もっといえば、あいも変わらず死に損ないの爺さんが戦争体験を語ったり、憲法学者が立憲主義を理論的支柱で、集団的自衛権の違憲性を問うて、安全圏から若者を煽るような手口を続けていれば、確実に左翼(日本共産党)はゼロ議席になり日本からなくなる。実際にそう思っていた人も多かっただろう。自分も支持率1%切って「カウントダウンが始まった」なんて喜んでいたものだ。
 思うに、日本左翼には3つの大問題点があり、それが故に崩壊過程に入っていた。一つは老害と世代交代の失敗。もう一つは共産主義の実態。そして最後が売りものである「憲法9条」の意味するところが非武装を意味することである。二番目と三番目は今も密かに左翼を苦しめているが、最初の一つだけは、「民主党バブルの崩壊」と共産党候補の若返りで克服できた。しかし報道機関はあいも変わらず老人天下だ。そうだ、この日本共産党の息がかかった若者組織を売りだしてやれ。うまくいけば「若者よ、政治に興味を持とう、ぷびゃあ! 私の青春時代は政治政治で、安保闘争が吹き荒れて」の不人気な顰蹙発言から離れられ、若い世代を左翼に引き入れられる。待ちに待った念願の世代交代ができるのだ。
 私が思う左翼三大欠陥、すなわち「老化」「共産主義=全体主義論」「憲法9条=非武装」の3つの欠陥のうち、うしろ2つは論理的欠陥だが、前の1つは組織的欠陥だ。この一つだけでも直してしまえば、あとの2つは若い連中が勝手に変えてしまうだろう。ただでさえ世の中全体が今の政治を「シルバー民主主義」の揶揄されているのだ。そんな老人社会日本で、更に老人が跋扈している左翼業界、老人狩り・老人抹殺に食指が動くのは自然な話だ。
 もっとも、現在、かつての「安保闘争」の栄光から挫折も20年間を早回しするように、早々としばき隊(C.R.A.C.)が内ゲバリンチ事件を引き起こし逮捕者を出している。世代を超えても時代を超えても左翼の本質は変わらない。今の若い人は馬鹿じゃない。ちゃんと大学生は過去の歴史を知っているのだ。左翼には内ゲバや暴力や性的独占がつきもので、騙されて加入した人はマトモな就職先はなく人生を棒に振る一方、煽ってるだけの連中は贅沢三昧な生活が待っていることを。
 そして丸山真男の市民主義が活躍し60年安闘争が全盛だった前には、日本共産党の火炎瓶闘争・殺人狂時代があったことも。
 さて、後半を読もっと。
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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

私は「いつでも会えるオウマー」です

常時2人オフ会受け付けてます。握手会もOKです。なお、男なので、パンチラはありません。

ただし、基本的に、土日・祝祭日希望。(日頃は普通にサラリーマンやってますので)。

あと、正体を明かさない人や殺気を感じた人は、断るかもしれません。

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