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SEALDsの真実/田中宏和著/鹿砦社を読み終えた後の違和感

 さて、「SEALDsの真実/田中宏和著/鹿砦社」を読み終えた。
 「天皇はチンポ」の高島章弁護士もこの著者の田中宏和氏も、ニフの初期からのネットワーカーなんて変なところに感銘を受けてしまった。20年超えでいつの間にかベテランになってしまったが、お二方とも大先輩だったのですね。私は「クンロク」からしか知りらない若造なもので。
 しかし、そんな私以上の古狸に「今日、国民一人一人の言論の自由と表現の自由はネットの中で行使されている。(P.174)」と書いてもらえると、とてもうれしい気分になる。おそらくSEALDsや日本共産党のブロックに対する嫌悪は、自分のささやかな幸福=言論の自由が脅かされそうに感じるからなのだから。

 しかし、この本の論調にはやっぱりどこか違和感が残った。
 この本、前半はSEALDsがメインだったが、後半はしばき隊、というのかいわゆる「ぱよぱよちーん」事件がメインになる。今更この事件の騒動、ここの読者にとっては説明不要だろう。
 後半でも「丸山真男」の名前が「善玉学者」として登場する。今となってはフリーライターにひっぱたかれるだけの存在なのに。自分は「例の話」を思い出した。1960年後半に東大のしばき隊(C.R.A.C.)じゃなかった全共闘が暴れていた時に、研究室の資料までもを「しばき」始めた。すると丸山真男「ナチスもやらなかった蛮行」と阻止に入ったが、当然レイシストに認定され李信恵一味に1時間リンチで殴られて(大嘘)、本当はあっさり突き飛ばされて失笑を買った。
 言うまでもない。世間から「こういうことを教えておいて、いざ学生が本気になったら”関係ない”」なんてとんでもないと笑われたのだ。「安保反対は教えたが暴力は教えてない」なんて学者の言い訳は通用しない。そしてそれは今だってそうだ。朝日・毎日・NHK・大学の多くの先生・日本共産党・民進党の左派の多くが、安倍総理の集団的自衛権法整備を「戦争法」「安倍が戦争の準備をしている」と、まるで総理大臣をヒトラー扱いしたのである。煽るだけ煽って、「自分は知らない」「暴力までは教えてない」は一切通用しないんだ。「しばき隊が登場して3年、ネットで見る日本の左翼はすっかり暴力的に変質し、…言葉と態度が同じになった。」「共産党が規範を垂れていた品行方正と知性主義とはおよそ無縁な…一般市民にまで暴力を加える存在になった(P.169-170)」と書かれているが、果たしてこれを世間が納得するだろうか。
 冨田真由さん襲撃事件どころか、JKリフレの時点で、多くの人間は「AKB48もJKリフレもやってることは同じじゃないか」と多くの人が思った。ましてやSEALDsはMade in JCP である。また、しばき隊だって在特会の爆発的人気に手を焼いた左翼マスコミが「カウンター勢力」として売りだしたものである。
 確かに在特会の「殺せ! 焼身自殺しろ!」「朝鮮人の女はレイプしていいんだ」のような過激表現は、しばき隊の台詞となり、今では新潟日報報道部長・坂本秀樹氏の迷台詞として有名だ。しかし、全共闘の学生はせいぜい20代前半中半。だが、今回のぱよぱよトロツキスト(ぱよツキスト)は私と年齢が同じくらいで、なおかつ私よりも頭脳が優秀で社会的地位が遥かに高い人である。安全圏から若者を煽る左翼学者は1960年以降ずっと批判され続けてきたようだが、実は煽る側もそういう思いを持っていた、簡単にいえば最初からこうなることを期待して、いざとなったら自分も馳せ参じる気でいたのではないのか。
 この本の最後は「岸内閣を倒した60年安保」である。おそらく、若い人たちは「芳しい香りがしてきた」と感じるだろう。そしてそれは、老人左翼を除くオジサンもオバサンもお爺さんもお婆さんもそうなのだ。「60年安保は良かった。先生が学生を連れてデモに行った懐かしい時代だ。しかし1970年台になって全共闘が「戦後民主主義の欺瞞」を言うようになり、全てが駄目になった」。実は、私の職場にはこんな「脳みそパーン!」な老人がうようよいたのだが、やはりそれは批判されて仕方がないものであろう。誰がどう考えても、AKB48がJKリフレ、じゃなかった60年安保が連合赤軍を産んだのだから。
 ニセ左翼=ぱよツキスト問題、丸山真男やマルクスを読んだってどうなる性格のものでもあるまい。
 
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