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仮谷実さんの言うように、本当にオウム真理教の犯罪と植松聖の犯罪とは似てるのだろうか

 未だに「オウムと同じだ」「ヒトラーと同じだ」の表現は愛用されているんだね。
「オウム真理教の発想に似ている」教団事件遺族/産経新聞
http://www.sankei.com/affairs/news/160803/afr1608030008-n1.html
『相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され、26人が負傷した事件で、オウム真理教による一連の事件で父親を亡くした仮谷実さん(56)=東京都江東区=は、元施設職員植松聖容疑者(26)が「障害者なんていなくなってしまえ」「抹殺することが救う方法」と供述したとする報道を見て慄然とした。「殺人を『救済』としたオウム真理教の発想に似ている」』
 今回の産経新聞の記事、ヒトラーおじさんや麻原尊師の「負のご威光」も最近は薄れてきたので、被害者に直接言ってもらった感じだろうか。しかし、本当に植松聖さんの大量虐殺と麻原彰晃さんの地下鉄サリン事件は同じだろうか。同じなのは「沢山殺した」ところだけだと思う。
sonshi22.jpg 麻原尊師の地下鉄サリン事件の本質を簡単に言えば「大規模な通り魔殺人」である。尊師にしてみれば、攻撃対象は「幸せな人」「普通の家族生活を営んでいる人」であり、犯行の動機は「自分を認めない社会に報復する」ことである。川俣軍司・丸山博文から宅間守・加藤智大まで過去に繰り返し起きている平凡な(?)犯罪のパターンに過ぎない。そして、撒いた皆様方は「俺は選民だから殺してあげたほうがかえって救済になるんだからハッピーじゃん」と力強い確信を抱いてポアしたわけではなく、グルである真理の御魂・最聖・麻原彰晃尊師の命令でしぶしぶ(?)撒いたわけで、いわば大規模な間接正犯みたいな感じであり、そのことは数々の裁判記録から明らかである。
 一方、植松聖の相模原市精神障害者大量虐殺事件であるが、何よりもかなりのブラックボックスが残っている。仮に「精神障害者を抹殺することが彼らを救う方法」という結論に至ったとしても、そこに至るまでにさまざまな葛藤があっただろう。以下、彼は自分の元勤務先で大虐殺を行ったわけであり、一番素直で自然なのが「実態を知って」というストーリーだろう。それだけでも、随分と「心の動き」が尊師と違う。しかも、それだけでは済まない部分がかなり多い。
 まず、ご存知のように植松さんも基地の外の人であること。そして、どうして基地の外になったのか。父親・母親が相次いでトラブルを起こして蒸発?したこと。薬を覚えでラリラリなこと。「精神障害者の劣悪な遺伝子」云々も、自虐にも解釈できる。「実態+薬+社会人苦戦」あたりに思えるが、正直分からない。しかし、尊師とはかなり違う臭いがする。
 そもそも、大量虐殺と言っても、時代により国により原因が異なってくるし、あの原因とこの原因みたいに、複雑に要因がからまってくるのが普通だろう。
 「幸せな人を殺す」「自分を認めない社会に報復する」通り魔殺人、「純粋に思想上の理由で殺す」共産主義やイスラム国、更にヒトラーおじさんのような「民族」や「愛国」による殺人。他にももっとうまく類型化できるかもしれない。そして、オウム真理教はイスラム国のパターンではなく通り魔殺人であろう。しかし、通り魔殺人は常に少数者・社会的弱者の報復であるから、宗教やナショナリズムのように国家絡みの大量殺人にならない(ナイフ持って繁華街で暴れるだけ)。だけどオウムにはその可能性があった。やっぱり宗教犯罪でもあるのだ。また、元祖桜井誠さんのヒトラーおじさんに、社会に対する報復心はなかったのか。おそらく強くあったのではないのか。
 こういうことを含めて、いろいろなリアルな要因を考えないで、「選民思想だ!」「ヒトラーと同じだ!」「オウム真理教と同じだ!」と飽きもせずに騒いでも、あんまり相手にされないことを知るべきである。
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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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私は「いつでも会えるオウマー」です

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常時2人オフ会受け付けてます。2人以上でももちろんOK。握手会もチェキもOKです。ただし男なのでパンチラはありません。

ただし基本的に、土日・祝祭日希望(日頃は普通にサラリーマンやってますので)。

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