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死ぬ瞬間 

 死ぬ瞬間の事をどうしてみんな思い悩むのか。
 それは、体験談が少ないからである。
 何しろ、死の瞬間を体験しても、それを書き留められない。書き留められたら、それは死の「瞬間」の記録ではなかったことになる。「死の瞬間」を私たちが見ることができるのは、事故や戦争を記録したゲテ映像だけであって、いわゆる病院で死んでいく「普通の死」ではない。しかも、死ぬ瞬間に「もうすぐ死にますが、どんな感じですか?」とインタビューしたわけではない。死ぬ瞬間は鑑賞できても、死ぬ瞬間の手記は永久に存在しないだろう。
 また、死ぬのがつらくても、抗議の声を上げることができない。抗議したくても、大川隆法さんに呼んでもらう幸運に恵まれない限り、そんなことはできない。
 考えてみれば、生きる瞬間も覚えているわけではない。私もあなたもいつの間にか生まれていた。自分の場合、2歳時代の記憶がない。「何歳?」と母親に聞かれ、「3歳」と答えた記憶はある。世の中を認識するようになっったのは3歳だった。よく分からないけど、とにかく自分がいるらしいことがわかった。
ねこ。 いずれにせよ、生まれてきたことが偶然であるように、実は死ぬのも偶然に左右される。いつ死ぬか分からない。今日の通勤電車にサリンが撒かれれば、これが最後のオウマー日記ということになる。
 麻原彰晃さんは、「人は死ぬ。必ず死ぬ。絶対死ぬ。死は避けられない。」と繰り返し唱え、信者に死体ビデオを見せて洗脳した。一方、ソクラテスさんは、「死後なんて誰も知らないクセに、死を恐れるのっておかしいじゃん」と考え、悪法だって「法は法」じゃないかと考え毒杯をゴックンした(ことになっている)。しかし、麻原彰晃の意見は感覚的に説得力があるが、ソクラテスの言ってることは一種の不可知論で、彼自身、ひょっとしたら「しまった」と思ったかもしれない。

 いずれにせよ、いつの間にか「3歳!」と外界を認識するようになったと同じく、いつの間にか外界を認識できなくなるわけである。
 猫ってかわいいね。
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コメント
8272:Re: キューブラー=ロス by sinzinrui on 2016/12/15 at 21:38:29

アーナンダ様

> 既にご存知のように見受けられますが、エリザベス・キューブラー=ロスという死生学者による「死ぬ瞬間」という本が有名ですね。

はい、読んではないですけど。

8259:キューブラー=ロス by アーナンダ正誤師 on 2016/12/11 at 00:44:36 (コメント編集)

既にご存知のように見受けられますが、エリザベス・キューブラー=ロスという死生学者による「死ぬ瞬間」という本が有名ですね。

8256:資料館 by 匿名 on 2016/12/10 at 11:16:21

資料館消えてますが、消されたのでしょうか消したのでしょうか?

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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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