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KAZUYAさんとおでんツンツン男はどこが違うのか

(2017.1.3修正)
 おはよ。今年も、みなさんの努力は無駄になりましたか?
AKB「総選挙」バケの皮はがれる 紅白投票で分かった「本当の人気」/J-CAST
http://www.j-cast.com/2016/12/29287246.html
 いわく、大量購入がないので、本当の順位がわかると。順位発表が当日なので分からないが、私が知ってるレベルの名前は全部入ってるし、そんな大番狂わせはなかったように思えるが。ただ、小林よしのりがNHKに圧力をかけた形跡だけは明白である。
 やっぱり人気者は人気者のようである。



 前にも書いたけど、私、密かにKAZUYAを尊敬してまして(「憧れて」と言うべきか)、SEALDsよりあっちのほうがかっこいいじゃん、高卒だし、と思ってます。だけど、ふと、KAZUYAさんとおでんツンツン男とどう違うんだろうか、と考えてしまったことがある。
odentokazuya.jpg 無論、片やYoutuberの代表的成功者であり保守派の論客としてネットの外でも活躍しており、片や「成長できなかった人間」の代名詞として世間の笑いものになっている人間。比べるのは明らかにギャグ狙い。しかし、二人が目標としていたことは全く同じ筈である。調べてみたら、二人の年齢は28歳(前後)。どうしてここまで差がついたのか。
 豊嶋悠輔さんは豊嶋悠輔なりに、「豊嶋ニュース日本」という番組のコンテンツの充実を図り、明日のKAZUYAを目指していたのである。KAZUYAはイケメンだろうが、豊嶋悠輔さんだってなかなかのイケメンで、モデルの美人女性と結婚しており、更に「豊嶋ニュース日本」のカメラマン(逮捕)も女性だった。サーファーだったこともあり、女性にはモテたのではないだろうか。
 言うまでもなく、その差は「コンテンツ」なわけである。しかし、「おでんツンツン」、例えば昔の「全員集合」みたいな番組で志村けんがやったら、大流行語になっていたかもしれない。志村が鼻くそほじくって食い物に「ツンツン」して、ゲストの女性アイドルに「食べろ」みたいな展開、どうだろうか。何しろ、実際に流行ったのだ。もちろん「テレビのセットでやるのと実際にやるのは違う」のを知ってて書いてるわけだが、しかし、そういう非常識をテレビに持ち込んだのが志村けんのような一流のお笑い芸人である。例えば、女子高生の前で勃起した○ンポを露出すれば即座に警察が来る。しかし、志村けんが股に挟んだバレリーナのスワン人形を「勃起」させれば子どもたちは大笑いする。無論志村けんはPTAや共産党に叩かれ続けたわけだが、歴史に名を残す優秀なお笑いとはえてしてそういうものである。
 KAZUYA Channelとどっちが面白いかは知らないが、「豊嶋ニュース日本」、なかなか「真面目に」やっていたようである。
https://www.instagram.com/p/BDaTNN3xyvO/
 ただ、下の動画群を見ていた限りでは、例えば友達を紹介する際に「無免許なのに飲酒運転してる」とか、やはり著しく常識が欠如しているのは間違いないようだ。
https://www.instagram.com/explore/tags/%E8%B1%8A%E5%B6%8B%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7%E3%81%99/?hl=ja

 昔、市川よしのり、じゃなかった小林よしのりが筒井康隆へのインタビューだったか忘れたが、ああいうギャグは常識を知っててどこまで非常識が出来るかみたいに漫画で紹介し、太い柱が中心にあり、そこにしっかり繋がれた犬状態の小林よしのりと筒井康隆が、紐につながれたまま柱の外に外に進む絵を描いていた(本物があれば一発で分かるんだが)。
 志村けんも「ここまでなら大丈夫か」とスレスレをやりながら、常識の幅を広げてきた。その「常識の幅」をどこまで広げていいのかが実に難しい。志村けんと並ぶ「ワースト」常習犯にビートたけしがいる。漫才ブーム時代に「良識ある人」から誹謗中傷された点では志村以上だろう。そのころの漫才だけど、有名な「赤信号、みんなで渡れば怖くない」よりも、「婆さんがタンポン買って見栄を張り」の方に驚いた人が多かったのではないのか。無論、老人を差別しているからではなく、生理用品の「タンポン」をギャグに使っているからである。志村けんのスワンバレリーナ勃起もそうだろう。一歩間違えばおでんツンツン男、現にスワンもタンポンも未だに眉をしかめるレベルである。
 表現者たるもの、常識をわきまえて行動しなければならないのだが、常識の範囲内で行動していても絶対に世の中に出られない。オッサンの中には、星まり子の「泣くなおっぱいちゃん」事件をご存知の方も多いだろう。レコードを買うとおっぱいをさわれるというキャンペーンで顰蹙を買った人だ。しかし、パンツ丸見えが売り物のAKB48握手会と本質は同じである。そして今では、スカパーでは「エロは地球を救う」と豪語、「募金をしてくれた人には女優さんがおっぱいを揉ませてくれる」なんて堂々とやっているのである。
 そう言えば、AKB48も初期に「春の祭典」なんてヤバイ企画をやって顰蹙買ったことがある。ヤバかったら即撤退するのも成功のコツなのかもしれない。
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Author:sinzinrui
西村雅史(本名本写真)。元オウマーです。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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