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在特会・日本第一党はディズニーランドである。

 ヘイト雑誌として有名なJAPANISM(隔月)をご存じの方も多いだろう。
 かつて漫画雑誌ガロを発行していた青林堂だけあってか、多くの漫画が掲載されている。その中に、「あの」山野車輪がベストセラーを漫画化した「余命三年時事漫画」が連載している。嫌韓デモが描かれているのだが、妙に明るく若々しく描かれていて印象に残っている。
yomyou1.jpg 若い人でいっぱいの嫌韓デモ。わいわい楽しそうに、リア充がサークル感覚で嫌韓デモしよう。そんな感覚である。悪名高き「日之丸街宣女子」もそんな感じであるが、嫌韓ブームの火付け役・山野車輪さんの余命漫画の方が、キャピキャピ感がある。
 実際の嫌韓デモは、旧態然としたミラレパ正大師みたいなコワモテの右翼のオッサンもたくさんいるし、ある時期からは新左翼デモのようにマスクやサングラスで顔を隠していることが多い。こんなキャピキャピではない。しかし、参加してる若い人にとっては、特に初期の嫌韓デモが、案外とこんな風に見えたんじゃないだろうか。まるでオウム真理教のアニメの世界のように、美化された尊師、爽やかで明るい笑顔の殺人鬼達... 一般人が見れば「おいおい」なのだが、信者にはきっとそう見えるのだ。
yomyou2.jpg 島田裕巳氏がかつて1990年に「オウム真理教はディズニーランドである」という論文を掲載して、後に地下鉄サリン事件が勃発した際に、反オウムの評論家や弁護士が島田氏を袋叩きにした事はご存知だろう。しかし今思えば、ディズニーランド論は案外と当たっているのかもしれない。オウムのサマナは、心のどこかで「作られた世界」にいることを知っている。「いや、そんなことはないんだ。だからサリンを撒いたんだ」と興奮する人もいようが、現実の世界と作り物との世界との区別がつかないからこそ、あんな善人が赤ん坊を殺したりサリンを撒けるのではないだろうか。
 日本第一党の結党大会を見ていて、オープニングの役員紹介がショボくて笑ってしまった。瀬戸弘幸はさすがにビシっと決めるが、だんだん頼りなくなっていき、若手の幹事長・事務局長は人前で喋る経験がないようで完全にあがっており、幹事長は途中で喋れなくなり「頑張れ頑張れ」と野次られる始末である。普通の政党で、こんな馬鹿なことはありえない。しかし、サークル感覚の日本第一党では、それで許されるのだろう。そして伝説の「魂の独立記念日」秋葉原演説を流し、司会者が会場に「桜井コール」を促す。アパホテルの扉から桜井党首登場。全マスコミ・左翼を震え上がらせる恐怖のヘイト政党なのに、妙に明るく「手作り」で笑えてしまう。
20081226045957.jpg 在特会にしろ日本第一党にしろ、実に楽しそうである。若い世代がわくわくしているのが感じられる。「左翼」「市民」のデモで、こういうことは絶対にない。下から盛り上がる嫌韓デモ。上から押し付けられる左翼のデモ。どう見てもそんな感じだ。
 変な話だが、日本から在日韓国人がいなくなっても大した「恩恵」はない。アベノミクスに期待したほうがよっぽど得をする。しかし、嫌韓デモに参加すれば仲間がたくさんいるし、自分は愛国の英雄になれる。そして、自分を正義の側に置き「敵」を口汚く罵るのは実に楽しい。もっとも、だから左翼はなくならないのだが。

 こういうことを書くと誤解する人がいるかもしれないので、何回でも書く。私は通名・桜井誠(高田誠)が大好きである。無性に好きである。確か、新・巨人の星(「巨人の星」の続編)で、長嶋茂雄が星飛雄馬を「無性に好き」と言っていた。それくらい好きだ。ああいう下品だが知的で、優しくてブチ切れて、臆病で勇敢で、何よりも努力家。そんな人間臭い男が大好きである。
 そう思えば、麻原彰晃尊師と桜井誠党首とは生い立ちが似ている。どちらも九州の片田舎の出身で、世間水準では低学歴である。尊師は幼い頃に両親に間引きされてしまい、桜井さんは父親がDVで蒸発し、水商売で家計を支えた母親も、党首が東京に出てしばらくして亡くなられている。そして実に勉強熱心。知恵と知識を兼ね備えている。更に独特の人を惹き付ける話術。普段は人懐っこい優しそうで包容力ある男性なのに、いざブチ切れると誰も止めようがない。そして二人とも病弱だ。
 麻原彰晃は「超能力は修行すれば誰でも持てる」旨を語っていた。桜井党首はしばしば「私だって同じ人間だ。しかしこれだけ変えたんだ」、「”桜井さん、これをやって下さい”ではだめなんだ」旨を語り叱咤激励している。どちらもカリスマ性抜群のように思えるが、自分も同じ人間なんだと強調する。
 「あなたも私も同じ人間」。九州の片田舎から出てきてのし上がってきた男の偽らざる本音だろう。一方、「弱者の味方」「弱い者の味方」を声高に叫ぶ左翼は、知識人・弁護士・新聞記者等、圧倒的多数が毛並みの良い上流階級の出身者だ。弱者の味方は決して弱者でない。そして語る言葉と裏腹に強烈な差別精神に満ち溢れ、しかもそれを「差別主義者」等の政治用語で糊塗する事が多い。

 終わらない夏休みはない。必ず月曜日はやってくる。しかしその前に、日本も欧米のように、本当に移民の恐怖に怯えるようになれば、話が変わってくるかもしれない。
 ふと、嫌韓運動が「終わらない夏休み」に思えてきた。
 ではまた。
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コメント
8771:Re: タイトルなし by sinzinrui on 2017/05/22 at 21:38:49

二代目タイガーマスク様

桜井さんは昔のネットとかも詳しいですよね。
前世紀からのユーザーさん、案外と少ないです。

オウムの女性と幸福の科学の女性、オウムと幸福の科学との「差」が、そっくりそのままです。

8768: by 三澤光晴 on 2017/05/22 at 14:23:15

桜井さんは真理党の時の麻原さんに憧れてたとこあるんじゃないかと思います。元オウムシスターズと幸福の科学さんの最近でてる女性達とどちらが好きですか?

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sinzinrui

Author:sinzinrui
 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

私は「いつでも会えるオウマー」です

オウマーに会いたかった! 会えますよ。
常時2人オフ会受け付けてます。2人以上でももちろんOK。握手会もチェキもOKです。ただし男なのでパンチラはありません。

ただし基本的に、土日・祝祭日希望(日頃は普通にサラリーマンやってますので)。

あと、正体を明かさない人や殺気を感じた人は、断るかもしれません。そこまで善人じゃないので、あしからず。

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