非信者、アニメ人間革命を見る
オウム真理教・カルト宗教 - 2017年06月06日 (火)
昔、それも前世紀かつ全盛期のオウマー時代、「聖教新聞と赤旗としかなかったらどっちを読むか」というネタがあった。大抵の人は赤旗と答える。創価学会の信者でなければ、聖教新聞は何の役にも立たないのだ。しかし、日本に公明党と共産党しかなかったら、選挙は公明党の圧勝で終わるだろう。
なのに、日本のインテリやマスコミには、不思議な左翼びいきと創価嫌いがある。そのくせ、イスラム教がいくら人を殺しまくっても「ISとイスラム教は別物」と叫ぶ人間は後を絶たないし、上祐史浩はタレントとして堂々と活躍している。これを自分は、村松友視が「プロレスの味方」だった昔の表現で、「ウイリーの瓦割りは本物だが、猪木の卍固めはインチキ」みたいなものだと思っている。しかし、極真空手ウイリー・ウイリアムスや師匠の大山倍達よりも、猪木の方がどれだけ世の中の人を勇気づけただろうか。世の中には、どん底の生活の中、猪木のファイトに勇気づけられて乗り越えてきた人が沢山いるのだ。しかし、創価学会はアントニオ猪木になれない。何故だろうか。
公明党は民進党の票を全部持っていってもおかしくない政策なのに、「不思議と敷居の高い政党」である。その原因は、支持母体が創価学会であることは言うまでもない。
実は最近、桜井誠に飽きたこともあり、ネットに上がっている「人間革命」のビデオを少しずつ見ている。で、まず何を思ったかと言えば「つまらない」。まだ最初17巻しか見ていないが、とにかくつまらない。昔の話なので「こんな時代だったんだな」というのは面白いが、肝心の創価学会の魅力が伝わらない。
「○○銀行100年の歴史」みたいな作品に感じる。焼け跡から始まった創価学会の躍進史なんて、外部の人は何も面白くない。オウム真理教や幸福の科学のような「分かりやすい」宗教に慣れたせいか、出演人物が誰も妙に「大人っぽく」感じる。この「大人っぽさ」がすなわち現実感覚であり、ある意味創価学会を大きくしたのかもしれない。しかし、サラリーマンのリアルな姿を見ても、「業界」内の人以外はちっとも面白くない。芸術作品はファンタジーであって、「日常生活」を描くものではないのだ。
おそらく世間の人の多くは、創価学会が何をやってるのか知らないと思う。何しろ、これを書いている私がそうなのだ。創価学会の教祖は池田大作で、経典は人間革命と思っている人は案外と多い。しかし、あのビデオを見ても、どういう宗教活動をやっているのか、ちっとも伝わってこない。異様に美化された山本伸一の指導下、ひたすら「営業」に励むサラリーマンの姿が延々と続く。何も知らない人が見たら、そう思うだろう。
創価学会は日本のいかなる仏教団体よりも桁違いのガチ信者がいるのに、何をやってるのかさっぱり分からない宗教なのではないか。しかし日本共産党もオウム真理教も幸福の科学も過激派もISも、賛成はできなくても「理解できる」。この事実は、創価学会と関係ないことになっている公明党にとっても最大の弱点になっている。
理解できない以前に、要するに何も知らない人が多いのだ。そもそも多くの日本国民は、仏教に葬儀以外に何も期待していないし、教義なんてどうでもいい話。そこに共産党や脱カルトと称する人が付け入ってくる。現状はそんな感じだと思う。
人間革命、ネットにありったけ、できれば全部見るつもりである。
ではまた。
なのに、日本のインテリやマスコミには、不思議な左翼びいきと創価嫌いがある。そのくせ、イスラム教がいくら人を殺しまくっても「ISとイスラム教は別物」と叫ぶ人間は後を絶たないし、上祐史浩はタレントとして堂々と活躍している。これを自分は、村松友視が「プロレスの味方」だった昔の表現で、「ウイリーの瓦割りは本物だが、猪木の卍固めはインチキ」みたいなものだと思っている。しかし、極真空手ウイリー・ウイリアムスや師匠の大山倍達よりも、猪木の方がどれだけ世の中の人を勇気づけただろうか。世の中には、どん底の生活の中、猪木のファイトに勇気づけられて乗り越えてきた人が沢山いるのだ。しかし、創価学会はアントニオ猪木になれない。何故だろうか。
公明党は民進党の票を全部持っていってもおかしくない政策なのに、「不思議と敷居の高い政党」である。その原因は、支持母体が創価学会であることは言うまでもない。
実は最近、桜井誠に飽きたこともあり、ネットに上がっている「人間革命」のビデオを少しずつ見ている。で、まず何を思ったかと言えば「つまらない」。まだ最初17巻しか見ていないが、とにかくつまらない。昔の話なので「こんな時代だったんだな」というのは面白いが、肝心の創価学会の魅力が伝わらない。

おそらく世間の人の多くは、創価学会が何をやってるのか知らないと思う。何しろ、これを書いている私がそうなのだ。創価学会の教祖は池田大作で、経典は人間革命と思っている人は案外と多い。しかし、あのビデオを見ても、どういう宗教活動をやっているのか、ちっとも伝わってこない。異様に美化された山本伸一の指導下、ひたすら「営業」に励むサラリーマンの姿が延々と続く。何も知らない人が見たら、そう思うだろう。
創価学会は日本のいかなる仏教団体よりも桁違いのガチ信者がいるのに、何をやってるのかさっぱり分からない宗教なのではないか。しかし日本共産党もオウム真理教も幸福の科学も過激派もISも、賛成はできなくても「理解できる」。この事実は、創価学会と関係ないことになっている公明党にとっても最大の弱点になっている。
理解できない以前に、要するに何も知らない人が多いのだ。そもそも多くの日本国民は、仏教に葬儀以外に何も期待していないし、教義なんてどうでもいい話。そこに共産党や脱カルトと称する人が付け入ってくる。現状はそんな感じだと思う。
人間革命、ネットにありったけ、できれば全部見るつもりである。
ではまた。
- 関連記事
スポンサーサイト