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ついに連合にまで牙を剥いた日本共産党

 数日前にこんなニュースがあった。
連合へ働き手が異例のデモ 「残業代ゼロ、勝手に交渉」/朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK7M5HXFK7MULFA01N.html
AS20170719005269_comm.jpg いわゆる「高度プロフェッショナル」年収1075万以上の残業ゼロを連合が認めたことに対して、「労働者」が「自主的」に結集し、連合が勝手に決めるなと抗議デモをしたというニュースである。労働者の代表である筈の連合が、労働者に抗議活動を食らったというのがウリのニュースである。
 しかし、「連合が代表でないのに勝手に決めた」って、何か不自然な主張である。じゃあ誰が決めればいいだろうか。そもそも、連合の代表に決定権なんかない。お伺いを立てただけである。
 そもそも、金融商品の開発やアナリストやコンサルタントや研究開発に従事している人がこのデモに参加しているのか。どうせ「次はあなたも狙われる」「労働者全員の残業がゼロ」の類の「治安維持法」「花見の下見」的な幼稚な扇動が狙いではないのか。ちなみに新聞記事中、「労働者に囲まれ、デモまでされる労働組合とは一体何なのか。恥だと思ってほしい」と語る「都内の清掃作業員、藤永大一郎」さんの名前でググって見ると、@kikugorou66という日本共産党信者のTwitterアカウントが目立つのだが、まあ偶然かもしれないので念のため。
 そんな事を調べなくても、このデモが日本共産党によるやらせデモであることは、大抵の人間は理解できるだろう。そして、いよいよ日本共産党は民進党の支持母体である連合に対しても揺さぶりをかけ始めたのだと思った。おそらく日本共産党は、この機会を虎視眈々と狙っていただろう。おそらく、既に多くのスパイを送り込んでいよう。

 そもそも労働組合の総元締め(ナショナルセンター)として、連合(日本労働組合総連合会)ができたのは、当時の政治状況、特に日本共産党をどう扱うかという「厄介な問題」が絡んでいた。もっといえば、連合とは日本共産党を排除するための組織だった。当時の政治状況(1980年代)はかなり今と似ていた。自民党一強の政治は良くない。しかし、当時野党第一党だった民進党ならぬ社会党には政権を任せられない。何故か。当時の社会党も左右対立が激しく、しかも左派が優勢。社会党は共産党をパートナーとして、憲法9条守れ、自衛隊反対、米軍は出て行け... これでは政権を任せようがない。かといって自民党も金権政治。簡単にいえば、今みたいな状況だったのだ。
 そこで社会党や労働組合の現実派は考えた。共産党をパートナーにするのではなく、公明党と民社党(労使協調の組合が結集している。政策的には右派色が強い)をパートナーにして、自民党に代わって政権を狙うべきであると。当時はそれを「社公民」と呼んでいた。要するに、共産党と社会党左派、特にガイキチの社会主義協会(社会党が政権を獲ったら独裁、反体政党は弾圧されると豪語する向坂逸郎がリーダー)がいる以上、国民が野党に政権を託する筈がないというわけである。
 そして大筋でこの路線は国民の支持を受け、何だかんだ一部で血みどろの戦いが繰り広げられ、その影響下で1989年に連合が結成。一方、政権から爪弾きになった日本共産党は共産党支持の労働組合で全労連を結成。一方ガイキチの社会主義協会は分裂を繰り返す。かくて左翼を排除した政権運営となるも、政党の離散集合は繰り返されながら、更に小選挙区制になり、共産排除の政治が25年続くことになる。
 私みたいなオッサンでないヤングは、連合=アカと思っているかもしれない。しかし、連合という労働組合はそもそも共産党排除を目的に作られたのであり、共産党にとっては、どうしても崩したかった(が非力なので崩せない)組織なのだ。しかし、連合そのものが弱体した上に、民進党も弱体化。積年の恨みを果たす絶好のチャンスである。
 考えてみれば、共産党は労働者の党と言いながら、一般的な民間企業の労組に影響力を殆ど持っていない。支持層はマスコミに教育に公務員に医師・弁護士等、高度にプロフェッショナルな人材が多い。労働運動上がりの幹部も少なくなり、あんまり「労働者の党」ではない。果たして、連合の労働者に赤い思想がどこまで通用するのか。大企業を敵とみなす思想である共産党の思想が、果たして大企業の労組員の心に響くか。

 ではまた。
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コメント
8973:共産党が恐れる 連合と創価学会の共闘 by みれい on 2017/07/24 at 11:04:13 (コメント編集)

社公民路線の集大成。
それが、自民党の一部も巻き込んだ細川連立政権でした。
もちろん、共産党は排除されるわけですが…
連合と創価学会の共闘。
非自民、非共産の結集。
共産党にとっては、苦しい展開だったと思われます。
細川政権は、その後の新進党に繋がるわけですが…
社公民路線の集大成を壊したのは、社会党でした。
公明党や民社党を裏切り、自民党と連立するという奇策。(村山政権)
この時、連合は社会党系と民社党系の股裂き状態に。
社公民路線の集大成は、幕を下ろしました。


もしも小池新党が国政進出し、創価学会や連合と共闘したら…
自民党と共闘するわけにもいかない共産党は、孤立化し苦境に立たされるかもしれません。
都議選では、小池新党と創価学会が共闘し、圧勝しました。
共産党が勢力を維持できたのは複数区があったからです。
当然、一人区では全滅です。

連合や創価学会の動き次第では、共産党も浮かれてばかりはいられないということでしょうか。

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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

私は「いつでも会えるオウマー」です

オウマーに会いたかった! 会えますよ。
常時2人オフ会受け付けてます。2人以上でももちろんOK。握手会もチェキもOKです。ただし男なのでパンチラはありません。

ただし基本的に、土日・祝祭日希望(日頃は普通にサラリーマンやってますので)。

あと、正体を明かさない人や殺気を感じた人は、断るかもしれません。そこまで善人じゃないので、あしからず。

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