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オルト・ライト(Alt right)、そして「家族は裕福層の贅沢品」

 アメリカには、オルトライトという言葉があるらしい。
オルト・ライト(オルタナ右翼)とは何者か/NewsWeek
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6510.php
『<トランプの大統領選と共にアメリカ政治の表舞台に登場してきた白人ナショナリズムの新しい極右勢力「オルト・ライト」は知識層の間で生まれ、移民受け入れや多文化主義でリベラルに譲歩し過ぎた社会を巻き戻そうとしている>』
オルトライト/コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-1812272
『国で台頭している過激な右翼・反動勢力。白人至上主義を掲げ、多文化主義やポリティカル・コレクトネス(政治的な正当性・寛容性)、フェミニズムなどを否定。移民やイスラム教徒の排斥を主張する。alternative(略語alt)は、「もう一つの」「新たな選択肢となる」「代わりの」などという意味。』
 そういえば、ドイツのヘイト政党も「オルタナなんちゃら(ドイツのための選択選択肢)」という名称だ。今や右翼こそが現在の世の中を鋭く批判するオルタナなアンチテーゼなのである。
 この現象を、コンビニで売ってた「世界の右翼by宝島社」は下記のように批判的に書いている。
『オルト・ライトを定義するイデオロギーなどないといえる。共通しているのは、ポリティカルコレクトネス(社会的平等主義)への反発と、保守本流からの疎外感といえる(P.53)』
 保守本流からの疎外感という語感からして、日本で言う「ネトウヨ」に近い意味合いに捉えているのだろうか。

 トランプ大統領もマスコミの反トランプキャンペーンの中、Twitterを駆使してネットで人気を得た。おそらく、保守思想の流行過程は、各々のお国柄や政治課題によって創意はあっても、欧米も日本もそんなに変わっておるまい。誰も幸福にしなかったリベラル。共産党は日本を除き崩壊・消滅が続く。それに代わり、リベラルという不思議な思想が台頭した。
 リベラル。本来は「小さな政府」「保守的自由主義」を表す筈の言葉だ。しかしその主張によって、社会の癌として消えたはずの共産主義のように国境の概念がぼやけ、多国籍企業の金儲けと、先進国の高い賃金と手厚い福祉を求めて移民流入だけが残った。男女平等が進み離婚が増え結婚率が下がるどころか、男性・女性の性別までもがナンセンスとなり、LGBTが左翼文化人の嗜みと化し。ホモレズ・オカマオナベばかりが結婚を認知しろ、子供がほしい(!)、専用便所を作れと、そんな無茶な主張が堂々と新聞やテレビで当然だと叫ばれる。自国の文化を破壊されても、あれだけ沢山人を殺したイスラム教の文化を尊重しろと。政治的に意図的・恣意的に選ばれた「多様性」。肝心の庶民は損することがあっても得することがない。ささやかな家庭生活を守りたいだけの「幸福」すら、実現するのは贅沢品になってしまった。
 家庭なんか贅沢品。これが欧米・日本を問わず、多くの国の現状である。水で薄めた共産主義にすぎないリベラルの望みどおり、家族制度は完全に破壊されてしまったのだ。今や、「家族」はブルジョワの持ち物に過ぎないのである。
 昔読んだ「トランプ王国/金成隆一著/岩波書店」という本に、「真面目に働いていればマイホームと車が持てる時代」を懐かしみ、そんな時代がもう一度来ることをトランプに託している有権者が紹介されていた。また、みんな大好き大韓民国の現在を描いた「韓国人に生まれなくて良かった/武藤正敏著/悟空出版」によれば、韓国には『「七放世代」と呼ばれる多くの若者(P.154)』、すなわち『就職、恋愛、結婚、出産、マイホーム、夢、人間関係』という普通のことを叶えるのが絶望的で諦めた若者が大量に溢れているという。そして言うまでもなく、日本も全く同じである。
 何せ遠い昔の話で記憶が相当に不確かなのだが、中曽根康弘さんが総理大臣時代に、「齢を取った老夫婦が「日本に生まれてよかった」と思うような国が理想」のような事を語っていた記憶がある。今や、そんなささやかな平凡な一生こそが、日本人の、いや、多くの国々の庶民にとって高嶺の花なのである。
 オルト・ライトの正体は、ただ単に「せめて普通の一生を送れないのか」ということではないのか。そして、そんなささやかな有権者の夢を叶えられそうに聞こえるのは、リベラルな左翼が「保守反動」「民族排外主義者」「レイシスト」「ファシスト」「ナチ・ヒトラー」と口汚く罵ろ政治家だけ。
 左翼文化人やマスコミの大半は日本の上位0.1%に属する。そんなエリート階級の知的好奇心・屁理屈が、果たして有権者のニーズを満たしているのか。

 ではまた。
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