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「正体を隠した政治活動」「匿名言論」ー「余命三年懲戒請求」について思う。

 「余命三年」懲戒請求問題、おそらく、5月16日の神原元弁護士記者会見が一つの山場になるだろう。
 さて、今回は少し余談ネタである。

 イメージ的に「匿名で正体を隠して正義ズラ」は、左翼・共産党支持者のお家芸と考える人が多いだろう。しかし、ここ何十年か、私が生きている時代を思い出してみると、「匿名評論家」は案外と保守派が多かった気がする。有名なイザヤ・ベンダサンやヤン・デンマンをはじめ、ポール・ボネなんて人もいた。もっともT・K生だの河上イチローだのもいたが、けっして左翼=匿名ではない気がする。
 ただ、自分を含め左翼=匿名のイメージがあるのは、左翼の指導者が新聞・テレビ・大学教員・有名小説家等の上流階級に所属し、自分のエリートの地位を失うことなく、安全圏から将来が不安定な若い世代を扇動し続けたからであろう。自分は傷つかず危険な事は他人にやらせ、鉄砲玉がどうなろうが知らん顔、「効果」だけはちゃっかり享受する。それを普通は「人間のクズ」と呼ぶが、「自民党/社会党」時代では、こんな卑劣な手口が日常的に行われ、それを骨身に染みて知っている世代が社会に出るにつれて、左翼政党や進歩的知識人の権威は凋落の一途、インターネットが拍車をかけた。
 しかも、左翼自身も「権力に狙われている」「社会が偏見を持っている」という言い訳で、自分が共産党支持でありながらそれを隠している。実際に日本共産党は合法・非合法を使い分け、職場党員は絶対に周囲に正体を明かさないで、そのくせ他人を「あいつは共産党だ」とデマを撒き、漁夫の利を得ようとする。日本国民の多くにとって、左翼と匿名が結びついたのは、日本共産党の影響が大きいのではないか。
 イザヤ・ベンダサンもヤン・デンマンも、この名前を知っているオッサンどもは正体を知っているだろう。しかし正体がバレても、イザヤ氏は死後も「山本七平賞」としてその名は顕彰されているし、ヤン・デンマン氏も100歳を超えただろうが健在である。しかし、余命三年に関して言えば、まるで「正体バレ」が生命線かのような印象を受ける。イザヤ氏と余命氏はやあhり「違う印象」を受ける。
 匿名の正義の言論が嫌われるのは、自分は一切傷つかず、他人に行動を要求し、失敗しても責任を取らず、成功すれば自分の利益にしようとするからである。そのような言論を定着させたのもインターネットなのも悲しい事実だ。そのような意味で、余命三年事件は、インターネットの影響による「右翼の左翼化現象」に思える。

download_20180514060656a3b.jpg ぱよぱよちーん事件、まさに「本葉暴露合戦」だった。元はといえば、当時はアマチュア漫画家のはすみとしこ氏が書いた作品「そうだ難民しよう」を朝日新聞が誹謗し、それに同意した匿名の左翼がはすみ氏の作品(FACEBOOK掲載)に「いいね!」した人のプライバシーを抜き取りExcel化して、勤務先に連絡したのが事の発端だ。
 だいたいこういう嫌がらせは、自分が一番「やられたら嫌だ」と思うことをやるものだ。将棋好きな方に説明すれば、振り飛車党が居飛車を持つと、必ず居飛車穴熊を採用するようなものである。保守派も黙って見過ごすことなく、匿名左翼のプライバシー暴きの反撃に出たら、やれセキュリティー会社の重役だやれ地方新聞の部長だやれ証券会社の部長だと大物が釣れるわ釣れるわ… 皆さんご存知のとおりである。
 ところである。匿名陣営の死屍累々はともかく、である。ことの発端を作ったはすみとしこさんは、ご存知のようにその後スキルアップし、千葉麗子氏や杉田水脈氏のような代議士さんと一緒にネット番組で活躍するようになり、保守派の論客としてそれなりに定着しているのである。何てことはない、「発端」はパワーアップしたのである。
 匿名の言論の必要性は認めるが、それはあくまでも自分は傷つかず他人を傷つけることである。人間、自分が率先して動いてでも、それですら他人なんか動かない。ましてや自分は高い地位でのうのうと暮らしながら、「下々」に危険な行為を命令する連中は、人間のクズと扱われる。だからこそ左翼は信頼されなくなった。ノブレス・オブリージュの逆をやっているわけである。
 しかし、行動保守が台頭するに連れて、右派の左翼化が進んだのではないか。従来の保守ならば、既に余命氏が記者会見くらいしているはずである。
 いずれにせよ、今回の事件がどうなろうと、左翼の体質が変わらない以上、立民党や共産党のイメジアップなど望むすべもない。
 ではまた。
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あと、正体を明かさない人や殺気を感じた人は、断るかもしれません。そこまで善人じゃないので、あしからず。

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