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成熟するネトウヨ

 今日は、ネトウヨの人でないと、ついていけない部分があるかもしれません。その節はご容赦を。

 ネトウヨ・レイシストの皆様ご用達雑誌「ジャパニズム45号(隔月)」を読んだ。当然とはいえ、杉田水脈さんはいなかった。
 最近のジャパニズムは実質杉田水脈氏が看板だったし、実際に彼女がいなくなると、今のあの雑誌では、看板は根戸ウヨ子ちゃんと朴星日(どちらも連載マンガのキャラクター)ということになってしまう。というのか、あの2つの漫画が、かつては話題騒然だった「日之丸街宣女子」にあっさりとトップの地位を奪われたことが、今の保守運動の苦悩を表している気がする。
 差別漫画として一世を風靡した「日之丸街宣女子」は、未だに桜井誠氏をはじめとする在特会の全盛期のメンバーを架空の氏名で登場させ、京都朝鮮学校事件等、行動する保守運動を中心に描いている。しかし、「テコンダー朴」をお読みの方はご存知の通り、あの漫画は右も左も蹴っ飛ばせ、日本も韓国も、「業界」周辺全体を笑い者にしているフシがある漫画だ。そして「愛国少女ウヨ子ちゃん」も少し覚めていて、どこか読者にとって自虐的な感覚を持たせる漫画である。
 新キャラクターである25歳OL「大鋤ジャパ子」は、まさにこの本の読者にとって「これはお前だ」と感じさせるキャラである。上司に虐められてクタクタになって家に帰る。人生楽しいことは何もない、そんな私の唯一の楽しみは… とパソコンのスイッチを入れ、Twitterにログインすると、実生活のストレスと缶ビールの融合で「愛国戦士咲耶御前」に変身! 居並ぶパヨク(左翼)をメッタ斬り!

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 妖刀!虎ノ門ニュース情報!! 自虐ギャグの極みである。しかし、おそらくこの本の読者は「あはは」と笑い、このキャラクターや作者にシンパシーを抱いたのではないだろうか。ああ、この人もこんな生活をしているのか、と。昔、ポルノ小説入門を読んだときに、主人公はモテない冴えない男で、筆下ろしはベテラン女性に優しく導いてもらって、二人目が制服女子高生の処女、が読者に受ける…みたいなことが書いてあった。「日之丸街宣女子」や「大和撫子が行く!」のように、保守陣営がカッコよく描かれ左翼が常に悪役の単純な漫画ではなく、こういう冷笑的・自虐的なものを読者が好むようになったのだろう。

 安倍様の支持率は相変わらず高い。しかし、かつてのカリスマ的人気ではなく、野党が自公政権を上回る桁違いな馬鹿だから、そうなっているに過ぎないと思う。しかし、川崎での日本第一党集会は三連敗、ネトウヨ動画BAN!祭り、いや、何よりも最大の戦果は杉田水脈氏の叩き潰しである。杉田氏が復活できても、満身創痍での再起となる。明らかに保守戦線は見直しを迫られている。そして沖縄県知事選挙も、翁長氏逝去があったとはいえ、予想通りの大敗である。今までどおり「パヨク死ね、朝鮮人は半島に」が通用しなくなっている。
 既に行動保守は衰退し、安倍様だって後継者選びの話が持ち上がる。しかし、あんな吸引力を持った政治家が次も出てくるとは思えない。左翼も馬鹿ではない。ネットの使い方もうまくなってきた。
 しかし、保守・中道にできて、左翼に絶対にないことがある。それはずばり、自虐ネタである。左翼は「お前ら共産党だろう」「お前ら左翼だろう」と正体をばらされると、異常に動揺したり急に怒り狂って叫びだしたりキョロキョロ周りを見たり必死にトボケたり、自分の正体を必死になって隠す。しかし、相手を罵るときには我こそが正義の味方の月光仮面なりと声高にアベやめろ杉田やめろネトウヨ死ねと、かさにかかって執念深く相手を叩き潰しにくる。
 そういう左翼流を、一時期保守真似たわけで、その一つが行動する保守運動だろう。しかし、保守にしろ中道にしろ、一番の強みは、自分が絶対に正しいなんて思ってないし、そもそも押し付ける特定イデオロギーなんか持ってないことだ。共産党だって良いことを言ってれば、パクればいいや。相手の嫌なところだって、ひょっとしたら自分にだってあるのかもしれない。
 週刊金曜日に左翼版の「テコンダー朴」や「愛国少女ウヨ子ちゃん」は絶対に載らない。実際に、週刊金曜日に小林よしのりが「よしりん仮面」を連載して、漫画の最後に「金曜日は女を抱く日だ」 と書いたら、左翼女がギャーギャー騒いであっさりと潰れてしまった。週刊金曜日のような左翼セクト主義の塊のような雑誌には、「日乃丸街宣女子」や「大和撫子」の左翼版しかありえない。主人公の左翼おっとっとリベラルが常に正しく、自民党公明党や保守派文化人や保守派ネットユーザーは常に極悪人で、最後に天罰と仏罰が下される。
 おそらく、ネットの影響で右翼が左翼化していたのではないかと思う。いくら声高に正義を叫んでも、そんなもの世の中で通用しない。いくら他人を政治意識が低い無知だロウソクだと叫んでも、いざ自分がやってみればできなぞしない。正体を隠し自分の責任を回避し、他人を声高に叩くだけでは世の中は動かない。それは右も左も同じである。

 ではまた。
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コメント
9971:Re: 不寛容と善悪二元論 by sinzinrui on 2018/10/12 at 20:15:56

みれい様

共産党を仲間に加えると、必ず主導権を握りに行きます。
そして、共産党が事実上支配できれば、右から徐々に追い出していく。

他の政党みたいに、妥協できないんです。
ただ、公明党同様に結束力は強いので、社会党も民進党も、
少数集団に手玉に取られる。

普通に暮らしてても、創価学会は何もないけど、共産党はやっかいです。
鋤あらば「何か」を始めようおとするから。

でも、熱心です。定期的に、駅前で辻立ち説法してます。

在特会全盛時代の凄まじいデモを見た時、あれは右翼ではなく左翼に近いような気がしました。
櫻井さんは人のことをすぐに「ビジネス右翼」と言いたがりますが、彼こそが「ビジネス右翼」
な気がします。

しかもあの人、めちゃくちゃ意地っ張り。
アカウントを消されても、絶対に妥協しない。
それはそれで立派だけど、そうやって自分の意見発表の場を少なくして、影響力が落ちてしまう。
共産党も相当に意固地ですけれど。

9968:不寛容と善悪二元論 by みれい on 2018/10/12 at 09:30:48 (コメント編集)

善悪二元論で「巨悪」を作り出し…
正義の仮面を被って、徹底的に叩く。
これが左翼のお家芸ですよね。
相手は「悪魔」ですから、妥協の余地はありません。
「行動する保守」も、左翼にソックリな面がありますね。
どうも、似た者同士の小競り合いに見えてしまいます。


本当の「保守」や「中道」は、何でも飲み込んでしまうもの。
良く言えば「懐が深い」「寛容」。
悪く言えば「大雑把」「八方美人」。

戦後、自民党政権が支持されたのは、ウイングが広かったからでしょう。
ハトからタカまで、色んな「おでんの具」が詰まっていた。

平成に入ると…
旧社会党の村山委員長を担いで「自社さ連立」。
党を分裂させた小沢一郎氏とも「自自連立」。
さらには、公明党にラブコールを送り「自公連立」。
旧社会党、公明党、小沢一郎…
みんな、かつては自民党と激しく対立した相手です。
「敵」とも手を結んでしまう。
これが、自民党のしたたかさだと感じます。


でも、自民党と旧社会党の連立は長続きしなかった。
旧社会党は、自衛隊や安保を容認するも…
左翼的体質を捨てきれず、ガタガタに組織が崩壊。
結局、左派を中心に寛容さや柔軟さが無かったのです。



一方、自公政権は20年も続いてます。
自民党(保守)と公明党(中道)も、水と油の関係。
かつては「自公戦争」と呼ばれるほど対立していました。

自民党には、反創価の宗教団体から支持を受けている議員も多い。
熱心に靖国参拝する議員も、少なくない。
軍部政府から弾圧された創価学会にとって、靖国は「親の仇」。
獄死した初代会長・牧口常三郎は、東條英樹に殺されたも同然。
両者は「犬猿の仲」と言っても過言ではありません。

では、なぜ自公政権は長く存続しているのか?
政治に、イデオロギーや宗教を持ち込まず…
あくまでも政策本位で、合意形成を目指したからでしょう。

お互いが善悪二元論を捨てて、寛容かつ柔軟に対応した。
右か左か、善か悪か、白か黒か、正か邪か、0か100かではなく…
粘り強く協議を重ね、合意を見出だした。
だから、長続きしているのでしょう。

安保法の自公協議は、深夜まで及んだそうです。
その頃、野党は何をやっていたか?
まともな修正協議を頑なに拒絶し…
国会を飛び出し、デモ隊と一緒に「許さん!」と騒いでいたのです。
まさに、問答無用の善悪二元論の姿でした。


消費増税もそうです。
食料品などに軽減税率が適用される予定ですが…
当初、財務省や自民党の一部には反対論が根強かった。
自民党と公明党の協議の末、財務省を抑え込むことに成功できたのです。
一方、実現不可能な「廃止」や「凍結」の看板に固執した野党。
財務省と一緒になって、軽減税率の粗探しをする始末でした。
スーパーの総菜や弁当の税率が据え置かれれば、庶民は助かる。
そんな簡単なことも、理解できないのでしょうか?
「0か100か」の善悪二元論に固執する愚かさとしか思えません。


民主党政権に参画した社民党も…
沖縄問題で、あっさり連立離脱。
その柔軟性のなさを垣間見ました。

創共協定は破綻しましたが、自公連立は成功しました。
自民党と共産党の体質の違いもあったでしょう。
安倍政権のどこが「極右」なのか?
そもそも「極右」なら、ハト派の公明党と連立しませんよ。

「◯◯が悪い!」と叫ぶ政治家は…
自らの無能と不寛容を宣伝しているようなものです。

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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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