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ジャパニズム「愛国少女ウヨ子ちゃん」連載中止、作者と方向性の違いー青林堂、余命三年事件に続きまた失態

「根戸ウヨ子」ちゃんを失い、JAPANISMも休刊近し?








 いわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる人達の御用達雑誌・ジャパニズム(隔月・青林堂刊)で連載中の「愛国少女ウヨ子ちゃん」が突如と中止になったことが分かった。
愛国少女・根戸ウヨ子ちゃん 現在ジャパニズムは、桜井誠では人気が取れず、看板だった杉田水脈衆議院議員が例の「生産性」騒ぎで降板らしく、またJAPANISMを出版する青林堂から発行された「余命三年」の懲戒請求事件で大いにミソをつけ、最新の45号は正直寂しい紙面。そんな中、彗星の如く現れてあっという間に「看板」となった人気漫画が「愛国少女ウヨ子ちゃん」。根戸ウヨ子ちゃんと理辺サヨ子ちゃん(どちらも小学3年生らしい)が通う小学校を中心にしたたわいのない漫画だが、愛らしい根戸ウヨ子ちゃんのキャラと文字通りの愛国的発言が受けたのだろう。
 実際にジャパニズムでも「看板スター」「人気」と考えていたようで、連載してすぐに表紙に登場するとともに、最新の45号では、予約をすると「根戸ウヨ子ちゃんのクリアファイルがもらえる」キャンペーンを展開、パワーダウンしてきたテコンダー朴・日之丸街宣女子とともに、明らかに期待していた節があった。
 しかし、Twitterを見る限りでは、編集部と作者の小林拓己 とにズレがあり、ジャパニズム編集部は連載打ち切りに伴い、予定されたサイン会を中止、作者側は自主的にでもやると主張。青林堂主催のサイン会が作者の許可もなく3000円の有料だったことに、ファンサービスと思ってた作者は不審感を抱いたようである。
 私は全然知らなかったのだが、この小林拓己という漫画家は、真っ昼間からTwitterで遊んでるので、これ以外仕事がない暇な同人誌上がりの貧乏作家と思っていたら、他にも作品があるそれなりに実績のある作家で、しかも女性だったのか(苦笑)。

過去にもあったジャパニズムのトラブル


 どこか今回の件、青林堂の金集め商法もさることながら、強引さを感じてしまう。それと同時に、ジャパニズムのような「旗色鮮明すぎる」雑誌にとって、何でも茶化そうとする「漫画」という存在は、厄介なものだと感じた。
 ジャパニズムは過去にも、漫画で「見えないトラブル」を起こしている。ウヨ子ちゃんと同じく人気漫画の「テコンダー朴」で、朴兄弟に殺された覇王の後継者が、雑誌連載中でには「覇子様」だったのに、単行本の連載では「覇王子様」に変更。また、覇子様登場で終わった漫画の次号が、不自然にコマが飛んでいたことがあった。

テコンダー朴2(青林堂)で歴史が捏造された! 許すな朝鮮人!
http://sinzinrui.blog.fc2.com/blog-entry-3757.html
テコンダー朴 覇子様テコンダー朴の覇王子様

 覇子様は明らかに佳子様(佳子内親王)に似せて書かれており、それが問題になったと思われるが、話はそんな単純なものではない。そもそも、この漫画は、格闘技界の現人神と呼ばれる日本人・覇王に父親を殺された朴兄弟が、北と南に別れながらも、父親の敵を討つために覇王が参加する格闘技大会に出場、南北に別れた二人がテコンドー奥義「統一」で現人神の覇王を殺し父の仇を討ち、固く握手をして「南北統一」するのが第一部のストーリーである。
 漫画には「覇王バンザイ」のシーンもあり、覇王が昭和天皇であり、覇王が南北朝鮮人の「統一」で叩き○されて、覇王の子どもたちが朝鮮人兄弟の敵を打つ。「極右雑誌」としては、許容範囲を明らかに超えていたどころか、こんなの、一般漫画誌だってヤバくて載せられない。
 おそらく、覇子様登場の次には、覇子様が桜井誠氏真っ青の差別語を駆使して、父親の仇を罵るシーンがあったので、ジャパニズム編集部は削除したのではないだろうか。

左右の思想は笑いとパロディを恐れる


 極右雑誌だけではなく、極左雑誌でも事情は同じである。昔、極左週刊誌として有名な「週刊金曜日」に小林よしのりが「よしりん仮面」を連載開始した。漫画の最後に「金曜日は女を抱く日」と書いたら、女性蔑視だと読者から怒りの抗議が殺到し、あっさりと打ち切られてしまった。もっともこの雑誌、創刊して間もなく、菅孝行という評論家が日本共産党宮本顕治元委員長の無謬性神話を批判する文章を掲載し、その中にごくわずか「宮本顕治リンチ殺人事件」に関する記述があっただけで、「何であんな軽薄な文章を載せたのか」と苦情がわんさか。その後も本多勝一派と「市民」派の対立(代々木vs反代々木?)等、いろいろトラブルはあったようである。
 極右にしろ極左にしろ、政治的に濃い世界にとって、内部にギャグ漫画家やパロディー作家を抱えることは難しい。お笑いの世界の住民は、全てを相対化する傾向があり、また全てを相対化するからこそ面白いのだ。
 小林よしのりは説明不要だろう。彼はオウム真理教だけではなく、その周辺も馬鹿にする。そして、馬鹿にするからこそ彼の漫画は面白い。よしりんのようなスーパースターでなくても同じである。今回話題の愛国少女ウヨ子の最新号には、会社で虐げられた女性がクタクタになって寮に帰り、唯一の生きがいは缶ビールを飲んで、パソコンにログインしてTwitter上で愛国少女に変身!という女性が登場している。ジャパニズム読者に喧嘩を売っているように感じられるが、おそらく読者はシンパシーを抱いただろう。テコンダー朴でも桜井誠が似ても似つかぬ筋肉美で登場し、彼が嫌韓になったのは、恋人だった韓国人との結婚を彼女の親に断られたからと勝手なストーリーが作られ、結局主人公の朴星日に殺される。もちろん、在特会もしばき隊もギャグのキャラとして書かれているが、桜井氏はあの漫画の大ファンである。

左右の読者も支持する「左右の相対化」


 編集部や一部の抗議があっても、多くの読者はむしろ自分たちを相対化するような漫画を支持しているのである。おそらく、テコンダー朴の覇子様も、小林よしのりの「金曜日は女を抱く日」も、大半の読者はなんとも思ってなんかない-流石に覇子様はびっくりしただろうが、「過激な漫画だな」と思いつつも許容したのではないだろうか。ちなみにテコンダー朴には「ネトウヨ」に人気があることになっている安倍晋三総理もマッチョな格闘家として登場し、民主党の枝野・鳩山・菅と対決している。

 しかし、指導者様はそう考えない。
 左右の指導者層は無謬性にこだわり、笑われることを極度に嫌がる。日本共産党内に「自虐ネタ」は存在しない。いや、「進歩的」な学者も評論家も、自分を神の位置に置かないと納得しない。笑われるのは常に「自公政権」や「ネトウヨ」であり、自分たちは常に君子聖人でいようとする。だから、左翼は少しでも相対化されるだけで狂ったように「ネトウヨガー」と叫びだす。
 そして、それを保守が真似てしまったのではないかと思う。

 青林堂は、左翼の悪いところを真似てしまったのか。あるいは、のっぴきならないほどに経営状態が悪いのか。
 今回の根戸ウヨ子ちゃん突如の降板、いろいろ考えさせられた。
 ではまた。
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 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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