FC2ブログ
トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

「オウム真理教元幹部の手記/富田隆(シーハ)著/青林堂」は予想以上の良書

soma3.jpg 『(Mが言うには、)高校2年のときからつきあって、卒業したら結婚しようと約束し、双方の親も認めていた恋人がいた。しかし、私は結婚するまで処女を守りたいと思っていたので、キスやペッティングは許しても、それ以上は待ってもらっていた。(P.140)』
 ソーマー、そうだったのか。
 それにしても、彼女の本名も旧姓も、彼女が結婚しててその旦那の名前も多くの人が知ってるのに、エラい事を暴露されたな。



 という内容を全面に出して売り出したイメージがついてしまった上に、「ヘイト出版社」として左翼支持者に蛇蝎のように嫌われる青林堂ということもあり、オウマー界隈では、余り評判はよくないようである。
 オウムシスターズ長女・ソーマーに伝授された「白いイニシエーション」(尊師にフェラチオして精液ごっくん)も、あまり流行ってないようである。

tomitatakasi.jpg しかしちょっとまって欲しい。
 江川紹子だって、尊師は若い女性に性体験を聞いて、処女ならなぺたぺた触って、非処女だとそのままやってしまうとか、喜々と書いてたじゃないですか。江川紹子に限らず、1995年3月20日以降、正義の味方のジャーナリストも弁護士も、オウム真理教報道はタントラねた(セックスねた)で視聴者の興味を引き、いわば「王道」としてやってきたのだ。いったい誰が否定できようか。

 江川紹子や有田芳生がエロネタやったら「カルトの実態を暴いた」で大拍手、青林堂が、それもほんの数ページだけやったら「興味本位」「許せない」のか。少なくとも富田隆氏は、江川紹子や有田芳生と異なり、一切の邪心なくこの本を書いている(売上は全額オウム真理教が起こした犯罪の被害者に寄付される)。
 「オウムと死刑」だの「オウム死刑囚からあなたへ」だのや、いかがわしい「真相究明」だのと、ヘイト出版のオウム本と、どっちが真実を語っているだろうか。
 青林堂だったら駄目というならば、じゃあ自公維の支持者は、従軍慰安婦捏造の売国左翼新聞・降幡賢一の本なんかババッチイから触ることも出来ないな。ってのか、オウム本の大半は永遠に買うまい。



 さて、ソーマーさんに伝授された「白いイニシエーション」や、『神様を超えている麻原に抱かれたのだから、私は処女だと信じたい。(P.143)』ばかり書いていると、メガネをかけたカマキリ男に殺されるかもしれないので、以下は他の部分よりご紹介する。

 シーハさん、足が悪かったんだ。『初めて膝と爪先を同じ方向にむけて歩いた時の感動(P.34)』。なるほど。

 P.86あたりで、麻原尊師は聖者か、霊能力は本物かの議論にページを割いている。シーハ師の結論は、霊能力・超能力を使えることと、聖者であることは別物であると。
 これと似たような事を自分も考えたことがある。キリスト教には、「人効説」「事効説」という議論がある。
 要するに、神のお言葉がありがたいのは、喋ってる教師の人格が素晴らしいからありがたいのか、それとも喋ってる教えがそもそもありがたいのか、という議論である。これ、「聖書の教え」みたいなものならば事効論でいいんだろうけど、例えば洗礼するとか、あるいはオウムみたいなイニシエーションするとか、そういう時に問題になる。シャクティーパットなんか手をおいてナムナム言うだけだから、誰だってできる。

 何回も出てくるシーハ師お気に入りの「愛染明王」。この人(人じゃないか)、初めて聞いたんだけど、どんな人なんだろう。確かにオウム真理教界隈では、聞いた記憶がない。

siihahon.jpg P.90。『麻原は本気で自分は最終解脱者だと思い込み、その自覚で活動していたので…』 シーハ師はそう考えていたのでしょうし。確かに「騙す方」もそれくらいの気持ちでなければ、人々を動かせないものです。ただ、本当に最終解脱はしてないと思うけれど。

 と、読んでいて、付箋が立ちまくってしまったのだ。以下大幅に端折る。その方が、出版社に怒られないで済むし。
 中川智正が医療行為と称して漫湖…も省略(本当に催眠カマキリ男に殺されるかもしれないし)。

 P.123~。ロシア軍事セミナーは、世間で想像しているようなヤバイものではなかったようだ。
 それよりも、最終日にロシア軍とオウム格闘技軍団とで、武道試合大会が行われたというのが凄い。日本ではそれなりに強いと思われてたオウム軍団、ロシア軍に完敗だったようだ。そりゃー、アンドレイ・コピロフやショータ・チョチョシビリみたいに、猪木や前田でさえ「どうか」ってのじゃ、チーム・オウムじゃ無理ってことか。

 P.173~。シーハとソーマーが脱走後勤めたパチンコ屋の店長は創価学会員だった。シーハ師いわく、仕事に不慣れてトラブル続きだったが、温情で許してもらい、二人がどこかの宗教団体から逃げ出したことは薄々気がついていたが、あえて詮索しなかったと。
 そういえば、清水富美加本でも、彼女がカムアウトした時に、心配してくれて話に乗ってくれたのは創価学会員だったっけ。

 最後の朝日新聞の捏造に関しては、調べてみないと判断できません。ただ、シーハ師が朝日新聞の慰安婦報道云々と書いているのは、リップサービスなのか本当に言っているのか、少し気にまります。



 というわけで、他にもあります。お楽しみのタントラネタも、紹介してないのかまだあります。
 何はともあれ、買うのが正解です。
 くどいようですが、出版社云々を言うのはバカげた話。むしろ、「オウム真理教なんかとっとと破防法」「死刑はむしろ遅すぎ」と主張する「逆側の先鋭的な人たち」に、オウム真理教サマナの生の声が届くのです。むしろ喜ぶべきと思うのですが。

 何よりも、つまらない学者やジャーナリストの解説よりも、オウム真理教は「なま物」が一番美味しい。
 ではまた。
 
関連記事
スポンサーサイト



このエントリーのタグ: オウム真理教 麻原彰晃 Aleph ひかりの輪 アレフ
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
10064:白いイニシエーション by コモンセンス on 2019/01/05 at 07:41:44 (コメント編集)

門田隆将の井上本では、有名な井上の破戒相手が明かされました。

しかし、富田本は、その上を行ってくれましたね。
K正大師以外にも子供を産んだ若い女性たちがいましたが、白いイニシエーションで否認に失敗したのかな?
「M」だって、べっちじゃなく、尊師の子供を産んでた可能性は十分あったんだな
という感想です。

のこる謎は、よりどりみどりのべっちがどうしてよりによって尊師に清純を捧げた「M」を娶ったか? シスターズが週刊誌にスキャンダルを暴露するのに先手を打ったというだけでは、説明がつかない気がします。

最新コメント(ご返事ができないことがございます。お許しを。)

プロフィール

sinzinrui

Author:sinzinrui
 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

Twitter

人気記事はこれ(2019/9/16Reset)

最新記事

株価・為替

Yahoo! 天気予報

私は「いつでも会えるオウマー」です

オウマーに会いたかった! 会えますよ。
常時2人オフ会受け付けてます。2人以上でももちろんOK。握手会もチェキもOKです。ただし男なのでパンチラはありません。

ただし基本的に、土日・祝祭日希望(日頃は普通にサラリーマンやってますので)。

あと、正体を明かさない人や殺気を感じた人は、断るかもしれません。そこまで善人じゃないので、あしからず。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク1

リンク2

 ▲オウム真理教
●板
栗板
●BLOG
岩本太郎ブログ(お前はただの馬鹿にすぎない)/メディアの夢の島
●その他おすすめ
 ▲オウム以外の破壊的カルト
(日本共産党・左翼)
しんぶん赤旗
「日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+ キンピー問題笑える査問録音公開中」
小坪しんや
TAMO2ちんの日常
前進社(中核派)
(幸福の科学)
Liberty WEB
(その他)
 ▲法曹
弁護士自治を考える会

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
24位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
政治活動
11位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

QRコード

QR