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立正大学公開講座「オウム事件から考える我々と社会」(2)

 皇子山中学「自殺の練習」リンチ殺人(いじめ)事件で、被害者の両親が加害者家族を訴えた裁判の判決が今日あるみたいですね。



 さて、今日の日記は、昨日の続きです。まだ昨日の日記をお読みでない方は、下を先にお読みください。
立正大学公開講座「オウム事件から考える我々と社会」に行ってきた
http://sinzinrui.blog.fc2.com/blog-entry-4579.html
 会場の立正大学石橋湛山記念講堂の観客を見渡すと、ジジイがやたら多いのが目立つ。女性はそうでもないのだが、男性のジジイ率が相当に高い。若い男性を探すのが難しいくらい。

 さて、昨日の日記に書き切れなかった対談(筑波大学原田隆之教授・立正大学西田公昭教授・日蓮宗僧侶貫名英舜氏)より、昨日ご紹介した部分以外に、何となく「キーワード」や「気になったところ」を書いていきます。
 それほど「新味のある」意見はなかった印象です。

・オウム真理教はオルタナティブな家族。麻原に父親のイメージ。
・「多様な生き方」が広がっても、何をしたらいいのか分からないので、誰かに聞きたくなる。→占いやオカルトや超能力に。
・「親子関係」が役割を果たしていない。家族の機能不全。「人生のモデルを示す」役割を果たしてない。→両親の言ったことをやってみてもうまくいかない。親はあてにならない。→もっと強いカリスマを求めるようになる。
・昔は「頑張れば報われる」と信じられていた。しかし実は才能等がなければ成功しない。そうなれば、要領よく生きたほうが得ではないか。
・新宗教・新新宗教の時代。→伝統仏教が力を失っている。生き方を示せない。
・日本で一番多い病気は依存症。タバコ2000万人。酒100万人。人間の『限界』を知らない、完璧な答えを求めようとするから、何かに依存しようとする。
・全体主義、ファシズムの危険性。日本にないのか。
・学生は権威を疑わない。マスコミが中韓の悪口を流すので、それを信じて「ネトウヨ」が現れるような。
・道徳的なジレンマ。トロッコ問題(5人乗ったトロッコが断崖絶壁に向かって走る。一人叩き落として前に置けば止められる)。



 講演会のキーワードは「家族の機能不全」「自由からの逃走」「権威への盲信」あたりだろうか。
 私は原田教授の言ってることがわりとストンと落ちた。
 ただ、ネトウヨ云々はおかしいだろう。彼らこそマスコミや大学教授の権威を一切信じない人達であり、しかも反カルト色が強い。そもそも、マスコミが中韓の悪口なんか報道してるだろうか(最近の韓国報道は、実際に悪いことやってるのだから、そう報道するしかない)。

41zupO9f_.jpg 全体として、どこか「古くさい」議論であり、この方向性で「現代」が語れるとは思えなかった。
 「権威を疑え」と叫ばなくても、新聞や大学教授・文化人知識人の権威は失墜している。学生は単位が欲しいから、仕方なく従ってるだけ。いったんキャンパスを出れば、右派だけではなく左翼だって平気で有名小説家の講演会を潰したり、テレビや新聞に登場する教授や知識人文化人は、もはや完全に「相対化」されている。

 しかし、そんな「若者」だって、AIにはひれ伏すのではないだろうか。かく言う自分も、「セントラルエイト」の説明で、「ビッグデータがどうのこうの」を聞いて、「これは聞く価値がある」と思った。私のような「お爺さん」でさえそうなのだから、もっと若い世代は更にそうだ。

 「トロッコ問題」と似たような問題が、AI業界で生じている。
 ご存知の通り、自動車の自動運転は既に実現可能である。近い将来、人間が自動車を運転することがなくなり、車の中で遊んでることになる。愚かな人間と違って、自動車事故もめったに起きない。
 しかし、優秀なAI様でも所詮は人の子(?)、やっぱり故障することがある。そしてその結果、玉突き事故で大量で人が死ぬ。ゆえに、仕方なく誰かに「自爆」してもらわないケースがあるんじゃないかと。AIがあおり運転はじめて数十人が死ぬよりも、一人自爆させて死者を最小限に抑えるわけですね。トロッコと同じです。
 そういう時のために、やっぱり、死ぬ順番を決めておく必要がある。老人を先に爆死させるとか、前科者を先に殺すとか、元オウム信者が真っ先とか。
 でも、大学教授が死ぬ順番を決めても「ボケお前が先に死ね」だけど、AIの判断だったら、みんな「自爆の順位」、あっさりと納得するのではないだろうか。

 カルト宗教対策の重要性は相当に下がっている。そりゃそうだ。怪しい宗教がキャンパスでビラを撒き始めれば、学生が速攻で学生センターに教えてくれる。今じゃ統一教会がビラを配れば即Twitterで拡散、かつては「最も危険な団体」と恐れられた顕正会の勧誘は動画で晒され、ネットの娯楽と化している。
 昭和50年~平成初期なんか、それなりの盛り場に出れば、必ずどこかの宗教団体が勧誘していたものである。街を歩けば宗教だけではなく、キャッチ商法のお姉ちゃんまでもが声を掛けるわ、地雷がいっぱい埋まってた。
 時代が変わったのだ。

 そういえば、「全体主義」「ファシズム」のワードも目立った。そういえば講演中、西田教授が若者の不安に関して語る際に、雇用が「わずかながら」回復したと悔しそうに語っていた。認めたくなかったのだろうか。
 今の日本にも全体主義・ファシズムの土壌がある。カルト問題と何の関係があるのか分からない。さすがに安で始まり三で終わる人名を出すと、折角の講演会が台無しになるのを知っているのか、人名も政党名も最後まで出なかったが。
 言うまでもなく、家族を破壊し続けたのは「リベラル」な新聞でありテレビ報道であり左翼大学教授である。家族の役割はジェンダーで破壊され、それどころかLGBTで性別まで破壊されつつある。
 むしろ、今の日本、それなりに「生き方」「方向性」を日本人に示しているのは、自民党と公明党しか存在しないことこそが問題なのだと思う。

 ではまた。
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コメント
10117:Re: ヘン。 by sinzinrui on 2019/02/21 at 22:19:11

> いろいろヘンだけど、まああれだ。

一番どこががヘンなのか期待しちゃう。

10114:ヘン。 by 大熊真春 on 2019/02/20 at 10:55:25

いろいろヘンだけど、まああれだ。

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sinzinrui

Author:sinzinrui
 西村雅史。元オウマー。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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