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ネトウヨとパヨクby物江潤@新潮社、つまらない駄本。

netouyotopayoku.jpg 評判の「ネトウヨとパヨクby物江潤@新潮社」という本を読んだ。
 ちっとも面白くなかった。

 筆者いわく、保守もリベラルも思想としては非難されるものではないが、ネトウヨもパヨクも対話不可能である。そういうことらしい。そして、それが前提で話が進められる。
 しかし、その前提が違っている気がする。何というのか、最初から議論がすれちがってるような、それこそ対話可能じゃないのだ。

 そもそも、「保守」と「リベラル」という分け方も気になる。保守は保守としかいいようがないけど、リベラルは左翼政党支持者が正体を隠すためにそう名乗っているだけ。元来、保守(小さな政府を主張し、市場経済に任せる傾向)をリベラルと呼んでいたのであり、LGBTやグローバルやダイバーシティーやジェンダーフリーを積極的に推進する左派勢力をリベラルと呼称するようになったのは、つい最近である



 私の印象では、ネトウヨとパヨクはかなり意味合いが異なる。

 ●言葉の利用者
 ネトウヨ:共産党社民党立民党過激派シンパ全員が使う。
 パヨク:自民党公明党維新シンパは殆ど使わない。日本第一党のような極右系のみが使う。

 ●批判対象
 ネトウヨ:左翼にとって不愉快な人全員。日本第一党党信者から安倍政権支持者、創価学会員、日本共産党の批判者、特にはN国党応援団まで融通無碍に適用される。
 パヨク:しばき隊や沖パヨ等、いわゆる活動家・プロ市民。

 ●差別性
 ネトウヨ:大。「キモヲタ・オタク」「ゆとり」「新人類」等と同じ。隠れ左翼のマスメディアや文化人知識人が、まつろわぬ若者を挑発し安全圏から扇動するために使われる。
 パヨク:小。そもそも桜井一派周辺しか使ってないんだよ、これ。それに「リベラル」が一番困るのは、自分たちが共産党や過激派のシンパであることをバラされることなんだから。

 要するに、ネトウヨとパヨクは根本的に背景が違うのだ。
 


 『議論の参加者は完全に自由で平等だ(P.30)』。
 『人の発言を奪わないこと(P.33)』
 しかし、インターネットなき時代には、こんなのは全くの絵空事。
 言ってしまえば、それでマスメディアは退潮したのだ。ネットが保守に傾いたのは、「ネトウヨ」登場以降ではない。「Eastリアル一郎」君登場の1998年からそうだった。大新聞やテレビはいつも叩かれていた。

 ネットが当初から「保守」になびいたのは、やぱり当時からメディアがおかしいと思われていたが、それに対して声を上げることが出来なかったからではないのか。
 朝日新聞批判だって少年法改正だって日本共産党の武装闘争時代だって、昔から指摘されてきた議論。ただ「諸君!」や「正論」にしか掲載できなかった。一方、ネットがない時代だって、例えば中曽根康弘総理大臣は、「リベラル」なマスコミに「日本を不沈空母にする戦争屋」と罵られながら、高い支持率を維持し続けた。



 この筆者が経営する塾の生徒の1/3が動画投稿の経験があるという。また、GMOが調査したアンケートによると、TwitterやLINEを含めて、SNSに投稿経験があるJCは64%。TikTokに投稿したJCが17.5%(P.121-122)。
 自分でアプリをインストールできるなんて、最近のJCはスキルが高いなあ。ジジババに教えてあげればいいのに。
 TwitterやLINEやYoutubeは最初からスマホにインストールされてるのだ。そんなの、使うに決まってるではないか。
 むしろ、TikTokといえば中国製マルウエア。こういう意見は「ネトウヨのデマ」と信じてないか心配だ。

 それにしても、この筆者の塾生は凄い。何しろ、2019年の今、オウム真理教の尊師アニメが大好きな中学生がいて、クラスに流行したらしいのだ(P.127)。江川紹子さん、良かったではないか。オウム真理教は全く風化してない!
 今になって、全国の中学生で彰晃ソングが歌われるはずがない。最近「あの界隈の」講演会に行ったら、老人だらけで苦笑せざるを得なかった。
 仮に流行った中学があっても、それはネットの責任ではなくむしろマスコミ(大新聞・テレビ)の責任である。折角事件が収束したのに、「風化させてはいけない」としつこく報道し、次々とオウム幹部や死刑囚の手記類を出版すれば、多感な中学生が興味をもちかねないのは当たり前だ。



 ネトウヨとパヨクの終着点がどうして連合赤軍や2.26なのか、さっぱり分からない(P.147)。
 たかがネットごときで、どうして大学入試を改革しなければいけないのかもさっぱり分からない(P.180)。筆者が効果なしと考えるアクティブラーニング(P.138)の方が、よっぽど効果的だろう。

 ってのか、この筆者さあ、パヨクじゃね? 福島の原発事故に凝っちゃって… あれぇぇえ?
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コメント
10279:Re: 中学生の流行 by sinzinrui on 2019/06/25 at 08:34:22

> こないだ交差点で停輪中の中学生が、彰晃マーチを2番3番まで歌ってました。
> びっくりしました。

!!
凄い。全く風化しないオウム真理教(笑)。

しかし、そういう人って、何に惹かれてオウム真理教に興味をもつのでしょうか。
例えば、連合赤軍よりも「押しつけがましさ」「親・マスコミから与えられた感」がなくて
入りやすいとか。

だったら、今も昔も変わらないのか、と。

10274:中学生の流行 by コモンセンス on 2019/06/20 at 02:29:28 (コメント編集)

>今になって、全国の中学生で彰晃ソングが歌われるはずがない。

こないだ交差点で停輪中の中学生が、彰晃マーチを2番3番まで歌ってました。
びっくりしました。

私も負けじと、その隣で秘密のダーキニーを口ずさみました。

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西村雅史(本名本写真)。元オウマーです。大昔「オウム真理教大辞典」を共著で出して「これで幸せになる」と思ったらかえって不幸続き。糖尿病も悪化し、眼底出血で失明に怯えてます。

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