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「自公政権とは何かby中北浩爾@ちくま新書」という本が難しかったので、自公政権とは何か自分で考えてみた。

jikouseikentohananika.jpg 「自公政権とは何かby中北浩爾@ちくま新書」という本を読んだ。
  「読んだ」といっても、文章がいかにも学者が書いた「晦渋な」文章。しかも、平成政治史を延々と語る内容で、相当に読み飛ばした上に、読んだ部分も難解で、正直あんまり分からなかった。
 連立政権における「最低規模勝利連合」におけるウイリアム・ライカーさんとマイケル。レイサーソンさんとの説の違いあたり、なかなか面白かったが、要するに自公政権はどっちでもない、ってことらしい。よって説明は略。

 公明党の漆原元国対委員長いわく、『自民党は「統治者の党」であるのに対して、公明党は「庶民の党」』(P.264)。P,265の筆者の言葉を使えば、新薬が完成した際に、どうやって全国津々浦々に売りさばくかを考えるのが自民党、副作用がないか心配するのが公明党。
 もちろん、その背景には「自民党が単独で過半数を獲得できなくなった」事情もある。公明党と組めば、創価学会というスペシャル級の「握手券」もついてくるし。



logopc.png しかし、である。
 上記の著作でも指摘されているが、自公政権は、政策が離れた政党同士がくっついた連合政権である。
 自民党のパートナーだったら、公明なんかよりも、維新や民民と組んだほうが政策協定が容易に決まっている。
 しかし、自公のタッグは1999年以降延々と続いている。同じ政党なのに政権中に空中分解してしまった民主党とはド偉い違いである。

 そもそも、「政策が近い」とは何だろうか。
 日本では主に(おそらく主要民主主義国家では)、経済を自由放任にするか、国家が積極的に介入するかによって決定している。社会主義志向によって右・左が決定されており、いわゆる「ウヨパヨ」「ネトウヨ・パヨク」である。
 その基準で日本の主な政党を並べてみる。(あ、N国は今回なし。話がややこしくなるから)

 共産 れい新 社民 立民 公明 民民 自民 維新

 ただ、自民党は中に公明から維新まで含んでいるようなイメージだろう。いわゆるウヨパヨはこれを基準に語られる。

 しかし「左が庶民・右が金持ち」「左が弱者・右が強者」と言えるだろうか。
 ただ単に、国家が経済に介入する否かを一つの基準にしたに過ぎない。例えば、「左が女性の味方・右が男性の味方」と言えば、多くの人が笑い出すに違いない(もっとも、そう信じている知識人や新聞記者が大量に存在するが)

 しかし新聞テレビも、そして私達も、「庶民の味方」「弱者の味方」であることが、良い政党の要件であるかのように考えている。



 ずばり、収入別の支持者層を見てみる。
 こんなデータがあった。
政党支持・政策志向に関する自主世論調査(2018年)
http://voteforum.jp/2018/10/01/research2018/
(表も同じく)
hyou1.jpg
 上記リンク先の「表9:各党支持者の世帯年収別分布」を見てほしい。
 もっとも、「全体における分布」で記載されているので、表が分かりにくい。「赤く塗られている部分は最頻値がある地域である」らしい。
 それはともかく、公明党はひたすら貧乏人の票を集めていることが分かる。維新もその傾向が強いが、共産党は富裕層にも支持者が多い。そんな風に読み取れる。

 こんなのもあった。
低所得層で本当に人気の政党は?:「自民離れ」と書いた朝日新聞の誤解/データイズム(2015年)
(表も同じく)
https://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2016/03/asahi-300.html
hyou2.jpg ここでも、ひたすら貧乏人だけが支持する公明党に対して、維新の会と共産党は富裕層にも強く、特に共産党は富裕層に抜群の強みを見せている。その傾向は、最初のデータでも読み取れる気がするのは私だけか。

 そして、案外と、「富裕層に強い共産党」は、皆さんの「実感」にもフィットしているのではないか。
 極端に貧乏人に集中している公明党。収入的な隔たりがなく、各世代から支持を得ている維新の会。貧困層と富裕層に支持者が偏在している共産党。
 少なくとも、私のイメージとはぴったり合致している。



 2年前に、20歳代の若い世代の有権者に「もっとも革新的な政党は」と聞いたら、維新の会が圧倒的で、共産党は保守的正当と思われていただったことが話題になった。20歳どころか、20歳~40歳台全てで、もっとも革新的な政党は「維新の会」だった。
「自民党こそリベラルで革新的」——20代の「保守・リベラル」観はこんなに変わってきている/ビジネスインサイド(2017.8)
(表も同じく)
https://www.businessinsider.jp/post-106486
hyou3.jpg
 それよりも、驚くべきことは、各世代とも、圧倒的に「保守」「右より」なイメージなのが公明党なのである。私は色盲なので、公明党の線の色に自信がないけれど、多分そうだと思う(苦笑)。
 もっとも革新的な政党は維新の会。そしてもっとも保守的な政党は、圧倒的に公明党。そういうことらしい。

 相変わらず新聞・テレビ報道は、自民公明維新vs立民共産との戦いになると、「保革一騎打ち」と報道する。
 しかし、年金世代のジジババはともかく、20歳~40歳代の働き盛りの主流派は、「革新・極右連合vs保守的老人軍」と捉えている。
 そして、自民・維新の革新政党も公明党の極右宗教軍も、年齢的なアンバラスがない。
 更に、自民・維新の革新連合の唯一の弱点ともいえる「低所得者」「社会の落ちこぼれ層」「奇人変人」を、公明党(創価学会)がきれいにカバーしている。

 一方、左翼連合の方は「労働者の党」と言いながら、老人やホモレズオおかまや外国人ばかりに目が行き、肝心の働き盛りのサラリーマン層、特に若い世代に弱みを持っている。そして若い世代に見向きもされてないことは当人も知っており、よってより老人志向が強まる。何ちゃらスパイラルって奴だ。
 「特定アジア」というネットスラング風に言えば、立民と共産は「特定弱者の政党」である。

 以上、まとまりのない話になってしまいました。
 ではまた。

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コメント
10473:自公政権もそろそろおしまい by 永田町の雀 on 2019/09/22 at 13:24:25

最近は公明党、創価学会の神通力もだいぶ減りました、そろそろ終わる気がします、あと元々自民党を支持していた宗教が、自公連立で民主党系にくら替えしましたが、自公連立が終われば、戻る可能性も高いです(特に立正佼成会)亀井静香議員が国民新党をつくり出ていったのも、反創価学会だったからですし、四月会かな?今創価学会はかなり弱体化していますしね、故人ですが玉置議員や、引退した村上議員も、宗教票の纏め役でしたね、ちょっと思うのは宗教票自体、そろそろ神通力が無くなったとも感じますが、取りとめの無い書き込み失礼しました

10458:Re: 金持ちの道楽 by sinzinrui on 2019/09/17 at 04:58:47

アーナンダ正誤師様


> 金持ちの道楽、懐に余裕がある人たちの自己満足みたいな内容

そうそう、そうです。
学者とか新聞記者とか弁護士とか、富裕層のエリートが主張している内容なんです。

大学の左翼教授の言ってることをそのまま実践してしまったような内容。

10457:金持ちの道楽 by アーナンダ正誤師 on 2019/09/16 at 08:01:29 (コメント編集)

立民と共産が訴える内容って、特定弱者のための政策というより、金持ちの道楽、懐に余裕がある人たちの自己満足みたいな内容ですよね。

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