大阪都構想(大阪市廃止)、「老人」「若い女」でまたも僅差否決。公明党は反対多数に。
政治 - 2020年11月02日 (月)
私の予想、大外れでした。
賛成675,829、反対692,996。今回も僅差ながらも、大阪都構想(大阪市廃止)、否決となりました。
各社の年齢別の賛否を見ていると、案の定、例によってジジババが反対に回ってきましたが、10代20代に強い賛成が見られません。
大阪都構想、若年女性と60代以上男女に「反対」顕著/産経新聞(2020.10.25)
https://www.sankei.com/life/news/201025/lif2010250045-n1.html

左の図は、選挙前の事前調査ですが、若い10歳20歳代の女性に反対層が増えてるのが気になります。タンポン買って見えを張ってる連中が変革を望まないのは分かりますが、若い娘に反対が多いのは、現状維持を望む保守的心情なのか、あるいは左翼的心情なのか気になります。
それよりも気になったのが、政党別の賛否。
無党派層6割が反対 住民投票、男女で賛否割れる―大阪都構想/時事通信(2020年11月01日22時15分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110100488&g=pol
右の時事通信の政党別結果では、公明党が反対に回ってます。
「常勝関西」、違うじゃん。
実際問題、現在の公明党は常勝してないようだ。
しかし、反対多数とは、いったいどういうことでしょうか。今の創価学会の結束力は「こんなもん」なのか、あるいは公明党支持者が食いつきそうな「福祉政策」とは逆のベクトルを向いている「大阪都構想」に嫌悪感を抱いたのか。ここで全く稼げてない、むしろ公明党の動きが致命傷になっています。
更に、維新が得意な「無党派層」でもポイントを失ってます。維新支持者だけで大半の票を叩き出したイメージです。逆に考えれば、それだけ大阪府民は維新の会を信頼しているわけですが。
さて、前回の選挙で橋下徹が引退したように、松井一郎も政界を引退するそうです。
「退路を断った」と言って大阪12区の衆院の補選に出馬して、のうのうと次の衆院選に出馬するどこかの政党とはえらい違いです。こういう潔さが、大阪府民しいては日本国民の信頼になっているのでしょう。
いずれにせよ、「大阪都構想」は当分立ち消えになったわけです。
川崎市民の私からすると、「自分の市だったらあっさり通るよな」の印象が強かったので、何で強固に反対するのか分かりません。
もっとも、「公害と浮浪者の街」「南北問題」等の川崎市も、左翼市長がいなくなってから徐々にイメージ回復したのと同様に、大阪もカリスマ橋下徹のもと、汚い生活保護の街から相当に立ち直り、ゆえに「大胆な改革」の必要を感じなくなったのかもしれません。
若い女性はキモくてバッチイのが嫌いなはす。その層で大阪都構想に人気がないのは、「それなりにきれいになった」みたいな感じでしょうか。
自分にはどうしても、日本共産党やれいわ新選組のような左翼政党の主張が有権者の胸を打ったとは思えません。コロナ禍の今、面倒くさいことをやって欲しくないという保守的な心情が、反対票を伸ばしていったと思います。
N国絡みで注目したミニ選挙を見ていても、日本共産党が伸びる兆候を見いだせません。しかし、「連中」は勘違いして、声高になってくるでしょう。
ま、コロナが何かを狂わせた、ということで。
ではまた。
賛成675,829、反対692,996。今回も僅差ながらも、大阪都構想(大阪市廃止)、否決となりました。
各社の年齢別の賛否を見ていると、案の定、例によってジジババが反対に回ってきましたが、10代20代に強い賛成が見られません。
大阪都構想、若年女性と60代以上男女に「反対」顕著/産経新聞(2020.10.25)
https://www.sankei.com/life/news/201025/lif2010250045-n1.html

左の図は、選挙前の事前調査ですが、若い10歳20歳代の女性に反対層が増えてるのが気になります。タンポン買って見えを張ってる連中が変革を望まないのは分かりますが、若い娘に反対が多いのは、現状維持を望む保守的心情なのか、あるいは左翼的心情なのか気になります。
それよりも気になったのが、政党別の賛否。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110100488&g=pol
右の時事通信の政党別結果では、公明党が反対に回ってます。
「常勝関西」、違うじゃん。
実際問題、現在の公明党は常勝してないようだ。
しかし、反対多数とは、いったいどういうことでしょうか。今の創価学会の結束力は「こんなもん」なのか、あるいは公明党支持者が食いつきそうな「福祉政策」とは逆のベクトルを向いている「大阪都構想」に嫌悪感を抱いたのか。ここで全く稼げてない、むしろ公明党の動きが致命傷になっています。
更に、維新が得意な「無党派層」でもポイントを失ってます。維新支持者だけで大半の票を叩き出したイメージです。逆に考えれば、それだけ大阪府民は維新の会を信頼しているわけですが。

「退路を断った」と言って大阪12区の衆院の補選に出馬して、のうのうと次の衆院選に出馬するどこかの政党とはえらい違いです。こういう潔さが、大阪府民しいては日本国民の信頼になっているのでしょう。
いずれにせよ、「大阪都構想」は当分立ち消えになったわけです。
川崎市民の私からすると、「自分の市だったらあっさり通るよな」の印象が強かったので、何で強固に反対するのか分かりません。
もっとも、「公害と浮浪者の街」「南北問題」等の川崎市も、左翼市長がいなくなってから徐々にイメージ回復したのと同様に、大阪もカリスマ橋下徹のもと、汚い生活保護の街から相当に立ち直り、ゆえに「大胆な改革」の必要を感じなくなったのかもしれません。

自分にはどうしても、日本共産党やれいわ新選組のような左翼政党の主張が有権者の胸を打ったとは思えません。コロナ禍の今、面倒くさいことをやって欲しくないという保守的な心情が、反対票を伸ばしていったと思います。
N国絡みで注目したミニ選挙を見ていても、日本共産党が伸びる兆候を見いだせません。しかし、「連中」は勘違いして、声高になってくるでしょう。
ま、コロナが何かを狂わせた、ということで。
ではまた。
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