月刊HANADA「小川さゆりの真実」を読む 反統一教会涙の記者会見、美少女の「裏の顔」は?
オウム真理教・カルト宗教 - 2023年01月28日 (土)
月刊HANADAの大スクープ、暴かれた小川さゆりの正体?

あの記者会見で国民を一気に「反国葬」「反アベ」に導いた謎の美少女、小川さゆり(仮名)。彼女に何かスキャンダルがあるのか。雑誌が送られるまで待ちきれないので、Kindle版で早速買った。
まず、どうしても言っておきたい。Kindle版の月刊HANADA、クソすぎ。二度と買うか。
単に雑誌を画像化しただけ。文字も画像になってる。しかも紙媒体と同じ価格なのに、Kindle版非公開ページなんてある。普通、Kindle版は割安でむしろサービスページがあるくらいじゃねーの? あまりにお粗末。返金したいレベル。
期待外れの「真実」

結論から言ってしまうと、皆さんが期待するようなエグい話は何もない。
例えば小川さゆり(仮名)がご主人以外に田中富弘と不倫関係、羽生田光一とも関係があり70万円のハンドバックを買ってもらって、旦那と愛人とのSEX日をルナルナで管理してた…なんて話は一切ない。さすがにダブル不倫レベルはないと思っていたが、ジャニオタでキスマイでオナりまくったとか、教団の金を着服していたとか、そんな話もない。センスプ感覚を期待して読むと、物足りなさを感じるだろう。
ただ、「好きな人は神様」と男性関係を一切断っていた清純派のイメージは嘘くさく、ライブハウスでコンサート活動したり、けっこう活発なお嬢さんのようだ。一方、精神的に不安定で、精神科のお世話になっているのも事実だ。
小川さゆり両親(家庭連合信者)の意見なので鵜呑みは危険

脱カルトで共産愛に満ちている連中が信用出来ないのは確かだが、それ以上に家庭連合サイドも眉唾なのも事実。このインタビューを額面通りに受け取るのは慎重にすべきだ。
小川父母の主張をまとめると、こんな感じか。
・娘から統一教会に反する本やテレビなどを取り上げたことはなく、自由に育てた。献金献金で子供にひもじい思いをさせたこともない。さゆりさんは音楽が好きだったが、ライブ活動も応援した。結婚も合同祝福でなかったけれど、私達も神社にお祝いに行っている。
・セクハラや「自分の金を勝手に引き出された」など、大げさや正しくない発言が多い。特に金銭関係に関しては、借金をしたのは1度だけで、逆に引き出されたこともある。多額の金を献金のために娘の金をくすめとった事実はない。
・彼女は2016年に脱会したというが、それ以降にも教団関係のイベントに参加している。脱会後も家族は仲良く、さゆりさんが2022年に出産した際にも、産後の手伝いをして孫の誕生をお祝いしている。
・彼女が反統一に豹変したのは安倍総理殺害事件が起きてからである。Twitterに「統一教会炎上してんの楽しい笑笑、オンマンセー」などと書くようになり、家庭連合を100%の悪と罵倒するようになった。

幸福すぎる「かわいそうな宗教2世」
個人的に、結婚式を挙げた神社が「鎌倉の鶴岡八幡宮」ってのが驚いた。自分のイメージでは政治家や大企業役員のご令嬢でなければ無理だと思うのだが、違うのだろうか。またテレビで彼女のスイートホームを見て、「随分と優雅な生活している”被害者”だな。俺のほうがほっぽど不幸じゃん」って変な気分になった。
記者会見を見てても彼女の「育ちの良さ」が感じられ、彼女の涙の記者会見に感動した世間と異なり、自分は冷めた気分で見ていた。
それでも諄いようだが、今回のルポを鵜呑みにするのは危険だ。
何となく「こんな感じかな」と思った。
2016年時点で彼女は心が離れていた。しかし、両親とはそこそこうまくやっていたし、家庭連合ともそこそこつきあってた。しかし安倍総理殺害事件という前代未聞の大事件に触発されて一気に吹っ切れた。私は山上と同じ「被害者」だったのだ。もう決めた。あいつらのお陰で私の人生はメチャクチャにされたんだ…そんな想像をした。
「公人」「人権ゼロ」にさせられた小川さゆり

今回のルポのタイトルは「国政を動かす」小川さゆりの真実。
既に彼女は国政を動かしてしまった。
本来は数々の功績を称えるべき安倍晋三さんや、安倍晋三さんを失って悲しみに暮れるご家族や自民党の皆様に対して、マスコミもネットも「ズブズブ」「統一教会に支配された自民党」などと罵倒を浴びせ、岸田内閣の支持率は急落し、国葬反対は多数派になった。
小川さゆりさんは統一教会への恨みを語っただけのつもりかもしれない。しかし、小川さゆりを「発掘」した人はそうじゃない。彼女ならば「国政を動か」せる、自分たちは手を汚すことなく、自民党を攻撃し、日本共産党の支持者を増やせる。
サタンの世界で「広告塔」に

筆者の福田ますみ氏は政治家や弁護士が「小川さゆり」という精神不安定な美少女を利用して、自民党政権崩壊を企んでいると考えてるようである。「小川さんを都合よく利用してる全国弁連自体が、彼女の発言に信憑性がないことを重々承知しているのではないか(P.69)」と書いている。そして「最も問題は、虚偽の発言によって国政が歪められたことだ(P.70)」

それゆえ、小川さゆりも多数の国民の「標的」にせざるをえない。彼女がどう考えようと、世間は彼女を誹謗する。当たり前だ。日本人の大半は、日本共産党が政権を取るなんて絶対に駄目。政権に参加するだけでも寒気がすると考えている。
悲しいかな、サタンの陣営で彼女は広告塔にされたのだ。
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