母親を陰謀論で失った(原作 ぺんたん 漫画 まき りえこ)
オウム真理教・カルト宗教 - 2023年02月21日 (火)
KAZUYA氏の動画で紹介されていた「母親を陰謀論で失った(原作 ぺんたん 漫画 まき りえこ)」をKindle版で読んだ。漫画なので、1時間2時間で読める。
内容は「文字どおり」。
コロナ騒動の最中、自分の母親が陰謀論にハマり、いろいろな動画を息子に送りつけてくる。「そんなの陰謀論だ」と言っても、テレビに洗脳されている!お花畑だ!で聞く耳を持たない。コロナは茶番でワクチンは危険に始まり、ビル・ゲイツの人口削減計画、コロナにかからないお茶、イベルメクチンなど、自分のみならず親戚や友人にも「真実」の動画を送りつけてくる。
このままでは自分の家庭も崩壊してしまう。しかし、やるだけのことをやってみよう。母親と会ってきちんと話し合いをして、それでも駄目ならば母親を見捨てよう。東京に戻り母親と話し合うことにする。いつになく昔のように温和な母親。ほっとする作者。彼女は言った。ついにビル・ゲイツが処刑された。いま出ているのはCGで作られた合成写真で…
なお、ビル・ゲイツなど固有名詞は、漫画上で「B」と書かれているものを私が勝手に翻訳したもの(私の読者は全員知ってる定番ネタだし)。ゲイツに限らず全て固有名詞は伏せられている。
母親を狂わせた陰謀論者の動画も「いかにもカルト教祖」風な画面で、メガネを掛けた温和な紳士がブルドック顔の司会者と話すような絵ではない。最近は陰謀論も国政に1議席持ってるくらいに幅広いジャンルを形成し、誰の何に傾倒したのか分からないので、漫画からリアルさ少し薄まってしまう。あるいは漫画家さんが「その種の知識」に疎かったのか。それとも母親が傾倒した組織が実際に「こんな感じ」だったのか。
最高の見せ場は、作者が陰謀論界隈のSNSに潜入したあたりだろう。なかなか迫力がある。それだけに、他の部分ももう少し具体的にリアルに書いて欲しかった。また、母親が中国(漫画内では「○○国」)の悪口を言ってると作者は怒っているが、中国の悪口は当たり前といえば当たり前だし、「あの界隈」特有の人気コンテンツでなかったと思うが。
と、評価は人それぞれ。気になる人は買ってみるのが正解だ。
コロナ騒動が始まって3年。ただでさえ人間の頭がパニクっているのに、その間に好き嫌いが極端に分かれるトランプ大統領が敗北し、トランプ氏自身の問題ある発言で暴動が起きる。
更にロシアがウクライナに侵略戦争を強行。これだけでも十分お腹いっぱいなのに、日本では参院選選挙期間中にカリスマ的人気を誇る安倍元首相が暗殺される。これで「参政党1議席」で済んでるんだから、上記漫画の作者には申し訳ないけれど、日本人は案外と冷静なものである。
コロナ騒動勃発以降、左翼政党はこれを自民党攻撃に利用していた。日本人が誇るべきオリンピックを妨害し、中止に追い込もうと企てた。こんな状態でメンタルを平静に保てと言われても、平静な方がおかしいくらい。漫画作者の母親の言うように、テレビに洗脳されないように、インターネット情報を頼りにする気持ちも分かる気がする。
そもそも自分もテレビはコロナ前から殆ど見ないし、それ以前に1995年3月20日地下鉄サリン事件直後かからオウム真理教サティアンショップに通ってたし、オウム側の人とズブズブ関係だった。その後も怪しいカルトや思想団体に入り浸り。マインドコントロール論からすれば、とっくの昔にどっかのカルト信者になってるはずである。
しかし私は未だに何も信仰してない。一方、今回紹介した漢画の作者は見事に「まいんどこんちょろうる」されている。この差は何なのか。
と、通勤時間が近づいてきた。
中途半端なところで申し訳ないけれど、今回はここまで。ではまた。
内容は「文字どおり」。

このままでは自分の家庭も崩壊してしまう。しかし、やるだけのことをやってみよう。母親と会ってきちんと話し合いをして、それでも駄目ならば母親を見捨てよう。東京に戻り母親と話し合うことにする。いつになく昔のように温和な母親。ほっとする作者。彼女は言った。ついにビル・ゲイツが処刑された。いま出ているのはCGで作られた合成写真で…

母親を狂わせた陰謀論者の動画も「いかにもカルト教祖」風な画面で、メガネを掛けた温和な紳士がブルドック顔の司会者と話すような絵ではない。最近は陰謀論も国政に1議席持ってるくらいに幅広いジャンルを形成し、誰の何に傾倒したのか分からないので、漫画からリアルさ少し薄まってしまう。あるいは漫画家さんが「その種の知識」に疎かったのか。それとも母親が傾倒した組織が実際に「こんな感じ」だったのか。
最高の見せ場は、作者が陰謀論界隈のSNSに潜入したあたりだろう。なかなか迫力がある。それだけに、他の部分ももう少し具体的にリアルに書いて欲しかった。また、母親が中国(漫画内では「○○国」)の悪口を言ってると作者は怒っているが、中国の悪口は当たり前といえば当たり前だし、「あの界隈」特有の人気コンテンツでなかったと思うが。

コロナ騒動が始まって3年。ただでさえ人間の頭がパニクっているのに、その間に好き嫌いが極端に分かれるトランプ大統領が敗北し、トランプ氏自身の問題ある発言で暴動が起きる。

コロナ騒動勃発以降、左翼政党はこれを自民党攻撃に利用していた。日本人が誇るべきオリンピックを妨害し、中止に追い込もうと企てた。こんな状態でメンタルを平静に保てと言われても、平静な方がおかしいくらい。漫画作者の母親の言うように、テレビに洗脳されないように、インターネット情報を頼りにする気持ちも分かる気がする。

しかし私は未だに何も信仰してない。一方、今回紹介した漢画の作者は見事に「まいんどこんちょろうる」されている。この差は何なのか。
と、通勤時間が近づいてきた。
中途半端なところで申し訳ないけれど、今回はここまで。ではまた。
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