麻原彰晃という名の病、反米という名の病
オウム真理教・カルト宗教 - 2023年03月02日 (木)
今日は「あの人」のお誕生日
今日は3月2日。
相変わらず「あの人」のお誕生日、お祝いするんですか?

事実上、教団も事件も終了しても、あと2週間少し経てばマスコミは「あの事件」「あの教団」を持ち出して「風化するな!」と叫ぶでしょう。それゆえ、あの男の怨念に感化された人々が、あながち悪ふざけとは言い難い「お誕生日祝い」も絶えません。
破壊的カルトも脱カルトも染まる「反米」という病

現在「解散請求!」と叫んでる人たちとかなり似通ったメンバーが、オウム真理教の時は「破防法適用反対!」って叫んでましたが、ウケは悪かったですね。
親米反共の家庭連合(統一教会)と違い、オウム真理教は反米・反体制です。
1995年サリン事件以降の報道で、しばしば「尾崎豊はアメリカと戦って死んだ」というビデオが紹介されました。内容はかなり反米左翼的で、この発想を井上嘉浩や上祐史浩くらいの年齢の人が、オリジナルで作ったとは思えませんでした。青法協あがりの青山吉伸ならばあり得るでしょうけれど、「お勉強」で得た知識だったでしょう。
そう考えれば、麻原尊師だって、日本を支配するアメリカの限りない悪を呪って、日本の自立を望んでいたとも思えません。自分を見捨てた社会に対する怨念はあっても、自分を苦しめる原因がアメリカ帝国主義(今ならDS)と考えてるとも思えません。
「密かに情を通じて」反米活動

昔は「酒に酔わせて犯して」ではなく、「密かに情を通じて」と呼んでました。「やられた女の弱み」みたいな感じでしょうか。ま、人間のクズであることには変わりありませんですが。
それよりも、私よりも若い人が、西山太吉を英雄扱いしている人が多いのが意外でした。もちろん「女をやり捨てした男を擁護するの?」もありますが、彼が脅したか騙したかで盗み出した「密約」とは、朝日新聞によれば「沖縄返還をめぐり米国側が負担すべき米軍用地の原状回復補償費400万ドルを、日本側が肩代わりする」ことです。売国的って言われても、仕方がない部分もあります。少なくとも「ソ連とのサケ・マス漁業交渉の際に、北方領土返還放棄を密約した」とか「中国との取引の際に、日本の教科書に南京大虐殺を掲載する密約をした」とかではない。
ソ連や中国とだったら、凄まじい「売国密約」だけど、少なくとも私(60歳)よりも若い人が、「これは恐ろしい密約だ!」って思うでしょうか。西山太吉を礼賛する記者たちは、どこでどうやって「反米」を学ぶのでしょうか。左翼ならば男だって「売国的密約」よりも「酔わせてセックス」にベクトルが向かう気がするのです。ガーシーの綾野剛(真偽は知りません)を思い出す人が多いでしょうし。
どこで人は「反米」になるのか

オウム真理教や参政党などカルトでマニアックなジャンルならば分かるのですが、大新聞や学問の分野など、日本社会のメインフレームで堂々と活躍しているのです。
そう思えば、私よりも遥かに若い人は、どこで真理に出会うのでしょうか。
それでは、KAZUYAさん、お誕生日おめでとうございます。
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