世界の嫌われ者TIKTOK（中国製マルウエア）、なのに人気が全く衰えない理由

インターネット・ＩＴ - 2023年03月12日 (日)

世界中のマスコミが政府が叩くのに人気が衰えないTIKTOK

　世界の嫌われ者、中国産マルウエアTIKTOK。しかし、少なくとも「壊滅状態」「サービス停止は時間の問題」なんて話を聞いたことがない。

　こういう報道を、日本でアメリカで世界の民主主義国家で、もう何回見てきただろう。
欧州委員会・議会のTikTok禁止。フランス上院は調査委員会設立。／2023-03-10
https://ovninavi.com/tiktok/

　少なくとも、日本やアメリカや西欧では、ＵＳＢメモリも満足に使えないジジババですら、TIKTOKが個人情報を盗んで中国共産党の諜報組織に転送してしまう危険なＳＮＳであることを知っている。そして、日米を始め世界の国々で使用規制が報道されるのを何回見てきたことか。しかし、画期的に減ったという話を聞かない。

　例えば、こんなニュースが日本でもあった。
日本でも政府端末に「TikTok」インストール禁止。各国で規制強まる／2023/2/28
https://studio15.co.jp/media/tiktok-age-group/

　間違いなく、何の効果もない。そもそも、政府端末にTIKTOKを入れた人は、いったい何をする気だったのだろうか。ってのか、TIKTOKって誰が何をしているのか分かってるのか。それを分からないで、必死こいて規制しても時間の無駄である。しかも困ったことに、日本だけではなく、世界の馬鹿が「無駄な努力」をやっている気がする。

TIKTOKの「コア層」は誰か？

　これを読んでる人も悲しいかなジジババが多いだろう。ここで皆さんに私がクイズを出す。間違えると大臣罷免。クイズ王・コニタンの挑戦を受けてみろ。

　TIKTOKがTwitter・FACEBOOK・Instagram・LINEと画期的に違うものは何か。　答：利用者の○○○○

　さて、いかがだろうか。ここに来るジジババは感性だけは若いと思うので、正解率が高いと思う。答えは「平均年齢」。特に「投稿者」。10代後半～20代前半の若い女性が分厚い層を形成している特殊なＳＮＳである。
　もちろん若い女性が沢山いる場所には、若い男性も若くない男性も寄ってくる。ビジネスチャンスと考える企業や票欲しさの政治家も寄ってくる。しかしメインコンテンツは、15秒の持ち時間で若い女性が踊る。これがTIKTOKの推進力になっている。まさかとは思うけど、知ってたよね？

危険な場所で遊んでることを親や教師に教える中高生はいつの時代もいない

　若い女性が集まれば、中国への個人情報転送以前に性犯罪の温床にもなる。要するに「危険な場所」である。昭和のカルチャーでいえば、「盛り場の夜のディスコ」みたいなものか。当然、マスコミも学校も「こんなところにいっちゃいけないよ」と偉そうにお説教する。しかし、そういうものに限ってバズるんだよ。令和・平成・昭和、いつの時代もそう。先生やマスコミが「ケシカラン」っていうのに限って面白い。
　話はTIKOKに限らない。ＪＫならぬＤＫＤＣだって、「最近はジュニアアイドルの裸が楽しめなくてつまんねーの」「昔は関西円光もバッチリだったのに」とか、どうせそんなもんだ。鶴光のオールナイトニッポンがPornhebになっただけ。

　今や、棺桶に両足突っ込んだジジババでも、「TIKTOK＝個人情報を中国共産党に転送する悪質ソフト」であることを知っている。親にも教師にも「私TIKTOKやってるの」「制服のスカートを三つ折りにしてバズってまーす」なんて言わないケースが増えただろう。だから分かりっこない。彼のチンポをしゃぶっても、親に「彼にフェラしてゴックンしたの」なんて言うわけないのと同じである。

欲しいのは若い女性目当てで寄ってきたオッサンの個人情報

　だいたい、中国共産党の諜報局が日本のＪＫの個人情報を欲しがるわけないじゃん。欲しいのは「制服ＪＫのパンチラが見えないか」ってワクワクして鼻の下伸ばしてTIKTOKに登録したオッサンの個人情報だけ。もちろん個人情報抜かれることなんか知ってる。しかし、何せ普段からXVideosに出入りしてる連中だもの、個人情報なんかどうなってるのか分かったもんじゃない場所がデフォルトなのだ。
　バズりたいＪＫに、個人情報抜かれるのがデフォに慣れてる男が集まったTIKTOK。個人情報が問題になるはずがない。

TIKTOK唯一の弱点は？

　むしろ政府端末にTIKTOKを入れて、オジサンオバサンがガンガン踊ればいいと思う。そうすればTIKOKは廃れる。ダサくなってしまうからだ。
　そしてこれは、TIKOKが無敵の快進撃だった頃にも指摘されていた。TIKTOKにとって敵があるとすれば、ビジネス目的の企業や若者票目当ての政治家が続々TIKTOKに進出して、「あの雰囲気」がなくなってしまう時ではないか。

　ちなみに私のTIKTOKのアカウント、メール欄が全部「怪しいお誘い」になり、全く機能しなくなってしまい、情熱が失せてしまた。

　そんな私のTIKTOK最新作より。