将棋なんて酒と同じ。ぷっつり断つしかない。
囲碁・将棋 - 2023年03月13日 (月)
羽生くん、負けちゃったね。
将棋「王将戦」 藤井五冠が羽生九段に勝ってタイトル防衛/NHK 2023年3月12日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230312/k10014006101000.html
そんなに将棋って人気があったっけ。
自分が将棋に凝ってた頃(昭和~平成初期)、日本将棋連盟機関誌的存在の専門誌「将棋世界」の懸賞「詰将棋サロン」って、難しい問題なのに2000通以上は確実に応募があった。しかし今じゃ500通切りそうな時もある。
そもそも、将棋世界だけではなく将棋マガジンって初級者向け雑誌も出してたし、将棋連盟以外でも近代将棋に将棋ジャーナルがあり、更に週刊将棋まで出ていた。枻・将棋讃歌なんてのも短期間であったし。
しかし今、生き残ってるのは将棋世界とNHK将棋テキストくらい。詰パラもあるのかな。おそらくファン層は1/4~1/5に減っただろう。天彦名人がAIに完敗する前にそうなっていた。街道場は片っ端から消えた。
なのに、Twitterを見ているとやったら将棋の情報が流れてくる。みんな、AI仕立ての難解な角換わりが理解できて楽しんでるのだろうか。飛車先不突矢倉も見かけなくなったけど、最近の「あれ」に関する基礎知識を多くの人が身につけて、プロの解説を見て藤井聡太(間もなく名人)の強さに感動してるのだろうか。
だったら、どうして将棋世界は売れないのか。どうして街道場は片っ端から潰れてしまっのか。
将棋というものは酒と同じ。あれは中途半端な状態で終えられない。とことん「酔いつぶれない」とストップしないのだ。
先日もまずかった。将棋世界を買って、巻頭の若島正詰将棋を見る。ヒント・飛車角の運動。まずい。何となく筋が追えてしまった。そうなると、たかだか詰将棋とはいえ、詰まさないと気がすまなくなる。しかし、若島正の詰将棋だから、1分ってわけには行くまい。
しかし、それに費やす時間は、将棋界を「引退」した自分には全くの無意味。カバンに入ってるカルト宗教本やネトウヨ本を読んだほうが桁違いに重要。ヤバいと思って詰将棋を閉じた。
たかだか詰将棋一つでそうなるのだ。それが対局(指し将棋?)にまで及ぶと、働いてる以外の全時間を将棋に費やす。それでそこそこの上位にいければいいのだが、全くの無理だった。
酒も将棋も、無意味だけどやめられない。「百薬の長」「会社の昼休みに職場の仲間とパチリ」なんて中途半端な「飲み方」が、少なくとも私にはできない。きっぱり「禁酒」するしかないのだ。
さらに不思議なのが、囲碁ではないらしい。やっぱり将棋。そこそこグローバルな囲碁よりも、日本ローカルに過ぎない将棋なのだ。これも変な話である。
囲碁と将棋の違い。将棋は人類が作った最高のゲームだけど、囲碁は神様が作ったゲーム。将棋は勝負事で囲碁は芸事。将棋は野球で囲碁はサッカー。どれも似たようなことを言ってるのだろう。ルールが多いのは将棋だけど、面白さが分かるのが早いのも将棋。そんな感じか。
今Googleってみたら、『将棋のプレイ人口は国内530万人に対し、囲碁のプレイ人口は180万人』だそうだ。どちらも1000万超えてる時代を知ってる人間にとっては悲しい限りだが、仕方がない。どちらも所詮は「暇潰しの盤上ゲーム」がゆえに、数々のゲームがネット上で開発された今、客を取られるのは当たり前だ。
いくら棋道の世界が「礼節」「道」を強調しても、それは書道でも華道でもマスター可能。スポーツならばトップに立てなくても体が健康になるというメリットが残るけれど、将棋の技術に汎用性など全く無い。
なのに、タイトル戦が始まることに、将棋、将棋、将棋。みんな、本当に将棋が好きなのだろうか。▲4八金・2九飛型で玉が7九や6八をウロウロするあれ、まるで剣道の達人が仕掛けを伺ってるような角換わり、みんな理解できるのだろうか。
そういえば、囲碁将棋というお笑いコンビがいるらしい。ではまた。突撃しまーす!
将棋「王将戦」 藤井五冠が羽生九段に勝ってタイトル防衛/NHK 2023年3月12日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230312/k10014006101000.html

自分が将棋に凝ってた頃(昭和~平成初期)、日本将棋連盟機関誌的存在の専門誌「将棋世界」の懸賞「詰将棋サロン」って、難しい問題なのに2000通以上は確実に応募があった。しかし今じゃ500通切りそうな時もある。
そもそも、将棋世界だけではなく将棋マガジンって初級者向け雑誌も出してたし、将棋連盟以外でも近代将棋に将棋ジャーナルがあり、更に週刊将棋まで出ていた。枻・将棋讃歌なんてのも短期間であったし。
しかし今、生き残ってるのは将棋世界とNHK将棋テキストくらい。詰パラもあるのかな。おそらくファン層は1/4~1/5に減っただろう。天彦名人がAIに完敗する前にそうなっていた。街道場は片っ端から消えた。

だったら、どうして将棋世界は売れないのか。どうして街道場は片っ端から潰れてしまっのか。
将棋というものは酒と同じ。あれは中途半端な状態で終えられない。とことん「酔いつぶれない」とストップしないのだ。

しかし、それに費やす時間は、将棋界を「引退」した自分には全くの無意味。カバンに入ってるカルト宗教本やネトウヨ本を読んだほうが桁違いに重要。ヤバいと思って詰将棋を閉じた。
たかだか詰将棋一つでそうなるのだ。それが対局(指し将棋?)にまで及ぶと、働いてる以外の全時間を将棋に費やす。それでそこそこの上位にいければいいのだが、全くの無理だった。

さらに不思議なのが、囲碁ではないらしい。やっぱり将棋。そこそこグローバルな囲碁よりも、日本ローカルに過ぎない将棋なのだ。これも変な話である。
囲碁と将棋の違い。将棋は人類が作った最高のゲームだけど、囲碁は神様が作ったゲーム。将棋は勝負事で囲碁は芸事。将棋は野球で囲碁はサッカー。どれも似たようなことを言ってるのだろう。ルールが多いのは将棋だけど、面白さが分かるのが早いのも将棋。そんな感じか。
今Googleってみたら、『将棋のプレイ人口は国内530万人に対し、囲碁のプレイ人口は180万人』だそうだ。どちらも1000万超えてる時代を知ってる人間にとっては悲しい限りだが、仕方がない。どちらも所詮は「暇潰しの盤上ゲーム」がゆえに、数々のゲームがネット上で開発された今、客を取られるのは当たり前だ。

なのに、タイトル戦が始まることに、将棋、将棋、将棋。みんな、本当に将棋が好きなのだろうか。▲4八金・2九飛型で玉が7九や6八をウロウロするあれ、まるで剣道の達人が仕掛けを伺ってるような角換わり、みんな理解できるのだろうか。
そういえば、囲碁将棋というお笑いコンビがいるらしい。ではまた。突撃しまーす!
- 関連記事
-
- 「突入しまーす!」 藤井聡太新名人、突撃開始 (2023/06/02)
- 将棋なんて酒と同じ。ぷっつり断つしかない。 (2023/03/13)
- 将棋の世界にはマスク拒否事件も橋本崇載発狂も存在しない (2023/02/08)
スポンサーサイト