時代に取り残される新宗教:創価学会は復活する!? by島田裕巳&小川寛大@ビジネス社
オウム真理教・カルト宗教 - 2023年03月25日 (土)
創価大学箱根駅伝進出で見える創価学会衰退
「時代に取り残される新宗教:創価学会は復活する!?」という本を読んだ。島田裕巳と小川寛大のコンビの対談である。
第1章が特に面白かった。

何故か。メンバーを見ても創価高校出身者は毎年3名くらいしかいない。おそらく多くの選手は創価学会信者ではなく、単に優秀なマラソン選手を創価大学がスカウトしただけではないのか。そして聖教新聞の駅伝特集を読んでも、選手の信仰生活が全く書かれていない。『「池田先生のために走った」とか、「苦難に直面したときに、信仰によってまた走れるようになった」』のようなエピソードが全く無い。
言われてみれば、私が買った「創価大学駅伝部獅子奮迅2023」という本にもそういう話が載ってない。
「働く女性」が創価学会を衰退させた
小川寛大氏は、創価学会「衰退」の理由の一つに、専業主婦がいなくなったことをあげている。選挙の際に時間が割ける専業主婦が運動の主役になってきたが、働く女性が増えたことにより、『婦人部の内情が不穏に(P.43)』なったらしいと。すなわち、昔ながらのが会員に言わせれば、私たちは全ての時間を池田先生のために捧げてるのにお前らは、と。それを聞いた若い女性は「お前アホか」と。そして婦人部は女性部に変わっていった。

葬式仏教化したからこそ継承に成功した
しかし、他所に比べれば創価学会は相当にマシである。何よりも、統一教会の100倍以上の規模なのに、大量の小川さゆりも出さずに「継承」に成功している。
何せあの長井秀和が「かわいそうな創価2世」なのだ。かわいそうな創価2世になると、売れっ子芸能人になって世界中で女遊びして市議会議員になれる、「俺にも御本尊くれよ」としか思えないのが「宗教2世」なのだ。
シルバー政党と化したかつてのライバル日本共産党と比べれば差は歴然。どちらも党代表が民主的に選ばれない独裁仲間なのに、トラブルの数も公明党は共産党に比べて圧倒的に少ない。もちろん、昔は信平信子レイプとか言論弾圧とかキンマンコとか竹やぶから金庫が出てきたりとかいろいろあったけれど、池田大作氏が実権を手放してからずいぶんと経ち、徐々に変わっていった。

日本人には自分の先祖が眠っているお寺の宗派を知らない人間が沢山いる。創価3世4世になって、「ウチの宗派は創価学会」であることを知らない家庭が出てくる。もっとも創価学会は物販に熱心なので、聖教新聞くらいとってくれせめて公明党に投票してくれだろうから、他所よりは「信仰集団」だろう。
日本には創価学会しか宗教団体が存在しないから…
そもそも宗教業界丸ごと力を失っている。
創価学会がだけが衰退しているわけではない。
ただ単に、日本の全宗教団体の中で、創価学会が最強だから、何かと語られるに過ぎない。
既に多くの伝統仏教は、信仰機能そのものを放棄している。学校の教科書でお勉強するか、「るるぶ」に掲載されるか。宗教に関心がある人が、そんなもんに興味をもつはずがない。
ではまた。
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