新幹線伝説「利用者皆無の岐阜羽島駅を降りると巨大な大野伴睦像」は嘘
政治 - 2023年09月18日 (月)
今朝、NHKラジオは朝のニュースやってなかった。アホくさ。
ずっと見たかった。だけど往復2万円以上出して銅像一つ見に行くのは馬鹿らしい。
「新幹線の路線を強引に捻じ曲げて、自分の選挙区に駅を作った」伝説の政治家・大野伴睦。噂の岐阜羽島駅は東海道新幹線でもっとも利用客が少なく、駅を降りると巨大な大野伴睦像がそびえ立っている。
昭和生まれの人ならば、マスコミから親から先生から、一度は聞いたことはあるだろう。
どうもこの「伝説」は嘘らしいのだが、過疎駅NO.1の岐阜羽島前にそびえ立つ大野伴睦像の存在を知ると、さもありなんと思ってしまう。
来てしまった。岐阜羽島駅。
改札を出ると、南口と北口とがある。どっちに巨大な大野伴睦像はそびえたっているのか。おそらく金日成像みたいな奴だから、見ればすぐ分かるだろう。

たまたまかもしれないが、かなりの乗客が降りている。外人さんも降りている。体感だと、新富士の方が過疎っている。新幹線No.1の過疎駅のイメージではない。
まずは南口。オブジェがたくさんあるけれど、大野伴睦像が見当たらない。タクシーが待ち構えている。そこそこ利用者はいるだろう。
そして北口。車が沢山駐車している。そして巨大な大野伴睦像、ではなく「円空生誕の地」と「謎のトーテンポール」が。おそらく、トーテンポールが円空さんなんだろう。で、円空って誰だろう。
いずれにせよ、岐阜羽島駅の南口・北口とも、一見して分かる巨大な大野伴睦像は存在しない。
さて困った。誰かに聞くか。上の「円空」の写真を撮影して周りを見渡すと、おお! 「遥か彼方」とは言わないまでも、左向こうに「例のポーズ」をとったご夫婦が。あれか。大きいことは大きいが、北口に出て左側遠方徒歩3分くらいの位置にあるので、知らない人が北口に出てもまずは気がつかない。昭和生まれのジジババに「岐阜羽島=大野伴睦像があるアホ駅」のイメージがあまりに強いので、移動したのだろうか。

それにしても、岐阜羽島駅は過疎というにはなかなか栄えている。大野伴睦先生の偉大なお力だろうか。
駅北口から左に歩き、大野伴睦像に向かう。巨大なホテルが2つ。ビジネスか観光か分からないけれど、栄えていることは間違いない。
そして正面に、ミニ公園というのか草ボーボーというのか、それでも一応公園風な一角に、伝説の大野伴睦像がそびえたっている。しかし、名前と由来の部分が経年劣化で消えてしまい、この像は誰の像なのかよっぽど注意しないと読み取ることができない。「正解」を知らないと読むことを諦めるレベルである。
その手前には「羽島市」の観光案内。過疎ってるのは岐阜羽島駅ではなく、大野伴睦像に思えた。



それでは、謎の夫婦の銅像がそびえる「駅前のミニミニ公園」をご案内しよう。
まずは大野伴睦ご夫婦を正面から。

左はローアングルで撮影。パンチラはしてませんでした。残念。
中央。さみしげな背中。
右。「ねえ、平成生まれの皆さん。俺のこと知ってる?」


左:トイレはトランス対応。さすが大野伴睦。
右:公園?内には謎の運動器具が。

左:この通りを「睦通り」と呼ぶ。ズバリ「大野伴睦通り」と何かで読んだ記憶があるけれど、嘘なのか改称したのか真偽は不明。
右:時を刻む時計。デジタルだから、伴睦さんなんか知らないだろう。


来てよかった。2万以上出した価値があった。
調べてみると、「伝説」と真逆な意味で、いろいろとある気がする。「銅像は目立たない場所にある」ことにしろ「睦通り(大野伴睦通りに非ず)」にしろ。
これは全くの推測だけど、羽島市やJRは「大野伴睦隠し」を考えてるんじゃないかと。何せジジババにとって、岐阜羽島=大野伴睦という悪いイメージがこびりついている。だから北口の正面には「円空」を全面に押し出し、大野伴睦のイメージを払拭したい。
そもそも「新幹線を捻じ曲げた」「選挙区に無理矢理駅を作った」噂が嘘くさいのに、この駅は長く「大野伴睦」に悩まさてきた。あのイメージを消し去りたいと思うのは自然なことだと思う。
ではまた。

「新幹線の路線を強引に捻じ曲げて、自分の選挙区に駅を作った」伝説の政治家・大野伴睦。噂の岐阜羽島駅は東海道新幹線でもっとも利用客が少なく、駅を降りると巨大な大野伴睦像がそびえ立っている。
昭和生まれの人ならば、マスコミから親から先生から、一度は聞いたことはあるだろう。
どうもこの「伝説」は嘘らしいのだが、過疎駅NO.1の岐阜羽島前にそびえ立つ大野伴睦像の存在を知ると、さもありなんと思ってしまう。
来てしまった。岐阜羽島駅。
改札を出ると、南口と北口とがある。どっちに巨大な大野伴睦像はそびえたっているのか。おそらく金日成像みたいな奴だから、見ればすぐ分かるだろう。



まずは南口。オブジェがたくさんあるけれど、大野伴睦像が見当たらない。タクシーが待ち構えている。そこそこ利用者はいるだろう。
そして北口。車が沢山駐車している。そして巨大な大野伴睦像、ではなく「円空生誕の地」と「謎のトーテンポール」が。おそらく、トーテンポールが円空さんなんだろう。で、円空って誰だろう。
いずれにせよ、岐阜羽島駅の南口・北口とも、一見して分かる巨大な大野伴睦像は存在しない。
さて困った。誰かに聞くか。上の「円空」の写真を撮影して周りを見渡すと、おお! 「遥か彼方」とは言わないまでも、左向こうに「例のポーズ」をとったご夫婦が。あれか。大きいことは大きいが、北口に出て左側遠方徒歩3分くらいの位置にあるので、知らない人が北口に出てもまずは気がつかない。昭和生まれのジジババに「岐阜羽島=大野伴睦像があるアホ駅」のイメージがあまりに強いので、移動したのだろうか。



駅北口から左に歩き、大野伴睦像に向かう。巨大なホテルが2つ。ビジネスか観光か分からないけれど、栄えていることは間違いない。
そして正面に、ミニ公園というのか草ボーボーというのか、それでも一応公園風な一角に、伝説の大野伴睦像がそびえたっている。しかし、名前と由来の部分が経年劣化で消えてしまい、この像は誰の像なのかよっぽど注意しないと読み取ることができない。「正解」を知らないと読むことを諦めるレベルである。
その手前には「羽島市」の観光案内。過疎ってるのは岐阜羽島駅ではなく、大野伴睦像に思えた。



それでは、謎の夫婦の銅像がそびえる「駅前のミニミニ公園」をご案内しよう。
まずは大野伴睦ご夫婦を正面から。


左はローアングルで撮影。パンチラはしてませんでした。残念。
中央。さみしげな背中。
右。「ねえ、平成生まれの皆さん。俺のこと知ってる?」



左:トイレはトランス対応。さすが大野伴睦。
右:公園?内には謎の運動器具が。


左:この通りを「睦通り」と呼ぶ。ズバリ「大野伴睦通り」と何かで読んだ記憶があるけれど、嘘なのか改称したのか真偽は不明。
右:時を刻む時計。デジタルだから、伴睦さんなんか知らないだろう。



調べてみると、「伝説」と真逆な意味で、いろいろとある気がする。「銅像は目立たない場所にある」ことにしろ「睦通り(大野伴睦通りに非ず)」にしろ。
これは全くの推測だけど、羽島市やJRは「大野伴睦隠し」を考えてるんじゃないかと。何せジジババにとって、岐阜羽島=大野伴睦という悪いイメージがこびりついている。だから北口の正面には「円空」を全面に押し出し、大野伴睦のイメージを払拭したい。
そもそも「新幹線を捻じ曲げた」「選挙区に無理矢理駅を作った」噂が嘘くさいのに、この駅は長く「大野伴睦」に悩まさてきた。あのイメージを消し去りたいと思うのは自然なことだと思う。
ではまた。
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