家庭連合(旧統一教会)愛美書店は教団本部の正面。勝共連合関係やグッズも販売。
オウム真理教・カルト宗教 - 2023年09月25日 (月)
渋谷、統一教会の街

昭和の昔、スクランブル交差点の道玄坂側に「世界日報」の看板がそびえ、信号の脇に「世界日報」が置いてある。あれにお金を入れて読む人はどれくらいいただろう。
そして夜になると、大学生思しきがビラを配り、受け取った人にしつこくつきまとい金をせびる。あるいはインチキ募金やハンカチ売り。渋谷は統一教会の街だった。
あの世界日報の看板が消えたのはいつだろうか。
カルト対策なんて洒落たものがなかった時代、大学生は自主的に「原理研に近づくな」と教えあった。それほど原理研はしつこくつきまとう。メッコール無料配布も、そのまずさゆえに話題になった。
しかし大学生のインチキ募金もメッコールも消えてしまった。今でも時折オバサンが一人ぼっちで街頭で勧誘しているけれど、速攻で旧Twitterに晒される。随分と寂れたものだ。主力商品が「壺」「多宝塔」に移籍し、桜田淳子や山崎浩子をプッシュした時点で既に衰退していただろう。

しかし、登録者のかなりの数が冷やかしとアンチだろう。
愛美書店は家庭連合本部を道を隔てて正面

Googleの指示通り、パルコの右行って左行って進んで曲がって、気がついたらまたパルコ。家庭連合にはGoogle Mapで検索させないための妨害電波を発射してるのか。「あと8分」の壁が厚く、四つ角のどっちに行っても「あと9分」になる。
怪しい細い道を歩く。やっと「あと1分」になった。しかしそこからまたGoogleにたらい回し。元の場所になぜか戻って、あと20m。やっと到着。2時間弱かかったと思う。
そこには、マスコミ報道で飽きるほど見た「家庭連合」の看板があった。教団本部である。そして道路をはさんで正面に愛美書店があった。
家庭連合の住所は松濤で、愛美書店は宇田川町なので、離れた場所にあるのかと思った。道路を挟んで、あっちが松濤であっちが宇田川だったのか。
初心者向けの入門書と「体験談」が見当たらない

撮影禁止のシールが店内に張ってある。客はおっさん一人。教義関連の本や思想新聞・VIEWPOINTなどの勝協系列の雑誌の他、御真影(文鮮明・韓鶴子以外の誰だか分からない人もいた)、アクセサリーなどグッズ類も売っている。
買いたかったのが「入門書」と「体験談」だった。1995年頃の統一教会系ページに「◯◯さんのあかし」だったか、何で信者になったのか体験談がアップされていた。そういう書物、普通カルト宗教ってあるはずなのだが、見当たらなかった。あと、わかりやすい入門書も見つけられなかった。

私としては特に「非昭和組」「壺世代」信者の入信理由が知りたかった。
本もグッズもむしろ安いくらい

ただ図書類も安いし、グッズ類も適切価格。参政党に比べれば実に良心的。

店の外まで見送ってくれた信者さん
会計を済まして、「行きに随分迷ったので、どうやったら渋谷に帰れるのか教えてほしい(本当に分からなたった)」と質問したら、丁寧に店の外まで出て教えてくれた。カルト信者はは「脱カルト」「反カルト」「かわいそうは宗教2世」な人の百倍二百倍、感じが良い人。ここだけはオウムと何も変わらない。
しかし、解散請求が出るか出ないかの日曜日、私が店にいる間、客は私とオッサンだけ。要するにオッサン1名だった。サティアンショップとは偉い違い。普通、マスコミで注目されてる場合、冷やかしの若者がチラホラ来ると思うのだが。もう、そういう判官贔屓的カルト冷やかしカルチャーは消えてしまったのか。
統一教会という極めて政治的意味合いが濃厚なカルトは、幸福の科学と違って面白半分でイジりにくいことは確かだ。しかし、宗教団体ならは必ず充実させる「適切な入門書」「体験談」が手薄なのにも、案外と外野から「とっつきにくい」印象を与えているのかもしれない。
ではまた。
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