デンマークでAIが政権を担う新党「人工党(det syntetiske parti)」結成。しかし…
政治 - 2023年11月21日 (火)
「デンマーク国政選挙投票率8割」は幸福と知性の証明か?
デンマークの国政選挙の投票率が9割近い?(「平均投票率86%、デンマークの若者は呼びかけなくても選挙に行く。「幸福の国」成り立たせる“小さな民主主義”」。図もリンク先より。)

日本だって投票率が高い時は、国民の間に分裂が生じてる時や不満が高い時である。実は日本でも国政選挙で毎回デンマークと似たような投票率だった場所がかつてあった。中選挙区時代に小選挙区で行われていた奄美群島選挙区。ジジババはピンとくる。自民党の保岡興治と病院経営者の徳田虎雄とが封筒に1万円札を入れて配った「保徳戦争」。毎回毎回大量に逮捕者を出しながらも、金権選挙を続けた。

さよう。「選挙の投票率が高いのは、野蛮国で未開の証明」なのだ。
デンマークにAI政党「人工党(det syntetiske parti)」誕生
さて、ここまで前フリ。ここからが本番。
デンマーク、やるじゃん!
デンマークで、AI主導の政党が誕生していたのだ。自分も思いついてはいたが、本当にやってしまうとは。
ひょっとしたら、デンマーク王国の政治意識は本当に高く、有権者も賢いのかもしれない。
デンマークで、AI主導の政党が誕生。民主主義はどう変わっていくのか
https://ideasforgood.jp/2022/11/22/denmark-ai/

上記記事によると、『グローバル企業である酒造メーカーのディクタドールは、なんとAIロボットをCEOに採用し、グローバル企業初の「AI社長」誕生を発表した』そうだ。会社経営なんて難しいことがAIでできるのならば、経営に比べれば簡単そうな政治くらいAIで可能な筈だ。
自分も、将来は政治なんか人間ではなくAIにやらせたほうが良いと思っている。選挙も各社のプレゼンみたいにすれば良い。「この会社のシステムに投票しよう」って民主主義。「競売」に敗北した会社は野党システムを稼働させるので、コンピューターが暴走する心配は全く無い。そもそも、人間がやるから戦争も贈収賄も起きるのだ。AIさんが戦争なんかやるはずがない。
デンマーク人工党、全くブームになってない?
やっぱりデンマークって馬鹿国家じゃん。

『デンマーク総選挙に人工党が立候補するには、2万182名の署名を得る必要がある。今のところ署名は21名しか集まっておらず(2022年11月21日現在)、AI政党の挑戦が現実のものとなるかは未知数だ。』
さっき人工党(det syntetiske parti)のXのフォロワ数を見たら、たった85人。自分が86人目のフォロワーになった。もっともデンマーク人口は583 万人。日本の1億2千5百万に比べて約1/20。それゆえ日本換算すればフォロワ数1700くらいになる。それでも少ない。社民党だってもっといる。デンマークではマイナー政党がSNSに活路を見出す風習がないのかもしれないが、いくら何でも少なすぎないか。実は全くバズってないんじゃないのか?
これ、日本だったら結構飛びつく人がいる。
いや、ヨーロッパだってかなり飛びつく気がするのだが。
日本共産党では共産主義社会を作れないどころか、西欧型の高度福祉社会(本当にそんなのあるの?)すら実現できないと大半の人は思う。しかしAIがシンギュラリティーを実現しマルクスの夢を実現することならば、多くの人は「あり得るかも」と考える。それは日本に限るまい。理想郷が実現するならば、マルクスやエンゲルスの理論ではなくAIさんの能力であることは、誰の目にも明らかだろう。
ならば「AI政治」に夢を託すのは「あり」だと思う。左翼亡きあと庶民層の心を掴んだ極右よりも、夢とロマンはたくさん詰まっている。
デンマーク人工党、ひょっとしたら宣伝が下手なのかもしれない。AIに宣伝方法を教えてもらったらどうだろうか。
ではまた。
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